堕落論

のんたん

2012年03月12日 00:11

「堕落論」坂口安吾

人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。

堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。

だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。

人間は可憐であり脆弱ぜいじゃくであり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。




堕落するにも、強さが要るね。

へたれには、人間に戻ることさえも、また難題なはなし。。。

堕ちきれんなぁ。。

かなりの堕落の中に居ながら、自分可愛さが汚れん道を模索する。

堕ちきれんかったら、自分を取り戻せないんだろか。。わからん。

まだ、足がはえない幽霊で、いる。




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