2年ぶりの姉妹再会

のんたん

2012年06月16日 20:23

おばあちゃんの一番下の妹さん家族が県外から来訪。

煮物などお茶菓子にして一息入れてもらって、ばあちゃんのグループホームへお連れする。

長女のおばあちゃんと一番下の妹さんは16歳の年の差。

「母親代わりみたいなもんだったでぇ、ばあちゃんは。」と、妹さんは

姉のことを昔から「ばあちゃん」と呼んでいる。

ちょうどお昼寝時間でベッドにいたが目は覚めていたらしく。

「ばあちゃんや、きたよ~、あたしだよ~。」と妹さんが声をかけると

「あれまーー。ようもはるばるきたなぁ~。」としっかりした声で答えた。

記憶は近いものから消えていく。

昔の家にいた時代の来訪のとおりの受け答え。

「寒いもんで、ずくなししててごめんよぉ。今お茶いれてくれるで。それかつかれてりゃぁ2階に行ってちびっと横になってくりゃいいだに。」

台所の隣の居間のこたつで横になっている気分でいるようだ。

発音は不明瞭なので、その都度通訳して伝えつつ。

小一時間、おばあちゃんたちは姉妹の会話を楽しみ、ほかの家族はそばで相槌を打ちながらホームの職員さんが淹れてくれたお茶をいただいていた。

少し疲れたのか、返答が定かでなくなってきたのをタイミングに、おいとまをする。


「ありがとうございましたねぇ。」と深々と頭を下げてくれるホームのスタッフさんに


預かってもらっている家族が、ホームの職員さんに「来てくれてありがとう」と言われる不思議を想いながら、

「こちらこそ、ほんとにお世話様です、ありがとうございます。」と頭を下げ返す。

妹さんがわかるか少し心配だったが、杞憂だった。

よかった、いっぱい話ができて。

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