ペコロスの母に会いに行く

のんたん

2014年09月07日 11:07

昨日の福祉大会で上映された映画のおはなし。



この映画は「クラウドファンディング」、人々の支援によって実行委員会形式で製作された映画。(リンク付いてます、クリックで移動)

自費出版された漫画を持っていて、大好きな愛読書だった。

実写化されるより、アニメで見たかったなぁというのが本音。

でも、会場は、笑いと鼻すすりが交互に来るよい反応で、いい映画になったんだなあと思い至り。

漫画を買ったのは、漫画の絵がうちのお姑さんにもなんとなしに似ていて、親近感があったから。

認知症の様子もよく似ていた。

彼女を理解しようと介護や精神の本を読みもしたが、この漫画が一番、ああ、そうなんだなぁと得心があった。

帰宅したら、施設から定期通信が届いていおり。

「立ち上がりが不安定になってきています。車いすへの移乗、排泄、入浴時立てないことが多く、介護抵抗もしばしばでるので

数名での介助が多くなりました。同じ言葉、同じ動作の繰り返しが多い状況です。」

できなくなったことが綴られているが、なくなったネガティブに着目すれば、けして「退化」だけでもない。

抵抗に付随した暴言暴力や夜中の雄たけびについて言及がないということは、入所以前よりは安定した心持で過ごしてくれているのだろう。

食が細くなれば、対応も変わる。言及がないということは、変わらず、おいしく完食が続いているということ。

来月は、また家族会。

車いすを押す一日が待っている。

施設から送られてくる通信には、写真も何枚か。

先月差し入れた夏服を着て、すいかにかぶりついている。おいしそうな顔だ。

お世話をありがとうございます。


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