骨折れても元気
おばあちゃんの施設と往診の先生から連絡があり。
ソファーから立ち上がろうと転げて、瞬間体を支えようとしてしくじったのか、
体の下になった右手の指の付け根が折れてしまったらしい。
腫れはじめたので、シップをするもいやがってはずしてしまうので
痛み止めで対処したが、念のため頭を打っていないか脳スキャンと、
骨折の度合いを見るレントゲンをとりに病院へとのこと。
主治医の先生のご説明では、まず、拘束はしたくないし、
そうなると手術したり、固定したりが本人の様子からしてできなさそうなので
このままシップの包帯まきと痛み止めの服用で、自然治癒を目指す方向で行こうと思うと。
指の骨が折れてるとはいえ、本人はいたって元気。
ごはんも、「あーん」してもらっておいしく食べて、左手を器用に使ってトイレ立ちも半介助でいけてる。
ただ、折れてる感覚がないのか、右手を動かしてしまうつど、「いてーっ。」と怪訝がる。
その様子が、ユーモラスでもあり、世話人さん方は和んで、はいはいとお世話をしてくださる。
骨折はせつないけど、寝たきりや老人鬱でじっとしてるより、ある意味アクティブのおつり?と思えば
その元気印をありがたいと思ったりする。
感覚の鈍りが、痛みを和らげてくれているのも、神様の采配か。
深夜の壁叩きが治まるきっかけになるといいなとも思ったりする。
叩けば痛い、の条件反射がでれば、と期待してみたり。
おばあちゃん、塞翁が馬だよ、きっと。
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