床に寝そべって

のんたん

2013年02月02日 23:43

おばあちゃんの施設では午後のおやつまでお昼寝の時間がある。

みんなは居室に帰ってベッドで休むのだが、うちのおばあちゃんはひとりはさみしいといって

リビングの床に毛布をひいて枕を置き寝転がる。

そこだと、みんなが寝ている間にと、

洗濯物を畳んだり忙しく働く職員さんのそばなので、「にぎやかくてよろしい」そうなのだ。

床はクッション材に暖房が入っており、寝転がるとちょうど視界いっぱい広いガラス張りの窓の向こうに青空がひろがり

ぽかぽかと天国にいるような気分になる。

そう、面会に行っておばあちゃんが床で転がってる日は、わたしもスリッパを脱ぎ

床に足を投げ出し、寝ている彼女の足腰をさすったりしているので、その天国をともに享受している。

むくみがきついので、横になると楽。さすると気持ちいいらしく、とろとろとする。

3時を過ぎるとおやつの時間になり、お声掛けとともに起き上がり

こどものようにぺろっとおやつの小鉢をたいらげる。

口の周りを拭いてあげると、舌で口角を確かめるようにぐるんと口周りを舐めたりする。

ここにくると、ほんと、平和な時間だ。何よりだ。

ほっとして帰宅する。






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