点滴いやいや
咳が抜けずに年の瀬を迎えてしまったおばあちゃん。
熱はないけど、ぜろぜろがひどいので、レントゲン&CT。
結果、胸にお水がたまってて肺炎確定。
入院となった。
グループホームは、入院措置決定と同時に、一切の手を引く。
それが取り決め。
鎮静のお薬と成分が重なるので、処方されている気分を落ち着ける安定剤をおろぬいている。
さあ、まずは処置室で抗生物質の点滴のはじまり。
もちろん、いやいや音頭が始まってミトンも、ぽいっ。
点滴入れた手もぶんぶん。
お咳でるからお薬いれてるんだよ、ちょっとだけがまんしようよ、とゆっくり話すと、「そうか、そういうもんか。」
と瞬間納得、1分後には、記憶が消えるので、また、なんでこんなもんがと始まっての繰り返し。
病棟に移動したものの再度のミトンに悪口雑言、声が大きい分、人聞きが悪いが、スタッフはなれたもの。
でも当然漏れて、差し直し。看護師さんと3人がかりで気をそらし、3回目には
「すみません。廊下でお待ちください。」と外に出された。
家族を外に出すときは、ちょっと荒業処置になるとき。
3回目には、足に入れることで決着。
お待ちかねの夕飯は、とろみと嚥下観察のためリハビリ担当のほがらかなお兄さんの介助摂取。
少し気を取り直し機嫌よく数口食べてくれた。
あんまりにも入院適応が無理なら、ご連絡しますので・・・と婦長さん。
はい;もちろんです、すみません;と頭を下げつつも。
なにはともあれ、こんなに元気、そこがありがたい。ヤンチャな様子に、つい笑ってしまう。
ばあちゃんってもんど。w
不謹慎だが、「懐かしい」という感覚が最初に来た。
在宅介護の時代、そうそう、こうやって格闘していたんだよなぁ。。
あの頃は、安定剤も使ってなかったし、まだ歩き回れたから、玄関の音がするたびに飛び起きて、
待って待ってと追っかけっこしてたっけ。
年末年始のこの時期でよかった。
神様の采配? おかげですぐ飛んでいけたし。
夜は完全看護なのでつかなくていいって。
そっか、わたしは家で寝れるんだ。ありがたや。
おなかすいたよん。呼び出しは、煮物の途中だった。大根の芯が残ってるかもぅ(--;)
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