おばあちゃん話。
今朝からわたしは、おばあちゃんの中で「カタさん」(仮名)になっている。
あー;来ちゃった;
この役、さすがにこなせない。
「カタさん」は、おばあちゃんの長年のお茶のみ友達。
向こうの家で暮らしていたときは、週の半分はカタさんの家か自宅で、
このカタさんと、ひがな一日お茶をしながらねぞべったり、話し込んだりして過ごしていたおばあちゃん。
つまり、私がカタさんにされているときは、一日中「話し相手」であることが必須条件なのだ。
そのカタさんもいまは要介護度が上がってほとんど毎日ヘルパーさんのお世話になっている。
以前のような行き来は、ほとんどできなくなった。
で、この話相手が「カタさん」の場合至難の業。
カタさんはまちの情報通で、(長年商売やってたこともあり)
どこそこの誰それがどうした、こうした、という、いわゆる「噂話」が会話の主流なのだ。
おばあちゃんは、カタさんのもってくる町内のゴシップをいつも楽しんできたわけで。
わたしは、井戸端会議が大の苦手。
そこにいない他人様の生活内情にはほとんど興味がない。
「で、あの人はどうした?」「○○さんの嫁さんは出てったきりかい?」とか水を向けられても
つなぎようがなく。どうしたかねぇ、ととぼけているしかない。
さすがに苦痛になって「あ、洗濯ものほしてくるわね」と、2階に逃げると干してるベランダにも聞こえる声で
「カタさん、おりてこいや!」「お客ほっとくだかね」と階下からお呼びが;
もうちょっと待ってぇっとしのいでいると
「ほんじゃいいわい、おら、けえるで!」
と、自分の部屋に行って荷造りを始めちゃう。(マイリックに下着やらなにやらがんがん詰め込み始める)
あー。
荷造りの間、パソ部屋に避難中。
玄関に向かったら、さて、今日は、どうしのごうか。
少し、ついて歩くかなぁ。。。
カタさんの役は、嫌いだ。
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PM7:15 追記
結局夕方になって、役柄変更をいただけたようで
夕飯を作ってる最中に「おかあさん」に戻った。
戻ったはいいが、叱られた。
「年よりひとりおいて何時間もどこほっつき歩いてただ!
おら、昼飯もなんにも食べれなんでいただに!」
「おら玄関ちゃんと見張ってただね!裏からこっそり来つら、やらしい」
「いまさら夕飯なんか、いいわい!」
・・・・。(ため息)
(心の声)
『えーん、お昼はイワシのかば焼き丼作ってだしたじゃん:
おやつは竹風堂の栗ようかんとヨーグルトも食べたジャン;
ずっとあたしゃ家にいたんだよぉ: 』
さっき夫が帰宅したので、バトンを渡して「嫁」休憩に入らせてもらった。
疲れた日だったなぁ。
明日は、どっちだ~♪(あしたのジョー風)