夜中のメール

のんたん

2011年09月13日 20:44

夜中に仮眠を取りに寄った父の居宅。
なんだか落ち着かなくて
今やらなくてもと自分突っ込みしながら
父の撮りためたビデオを流してみたりしながら
冷蔵庫の整理などをしていた。

兄からメール。
会議が終わって帰宅したけれど、なんだか落ち着かなくて
準備というか、いや準備するのもいやだし、あれこれしてみながら
うろうろしている、と。

一日勤務の後の会議でやっと帰宅したのだから、疲れているだろうに。

ああ、同じだなぁ、と父の子同士を感じる。
しばらくメールのやり取りをする。

兄とはお互い実家を離れてから普段はほとんどやりとりはない。
こんなときだからこそか、時間を越えて、兄妹に戻る。

明日、水曜日に仕事を終えたら後のキャンセルができそうなので夜こっちに飛んでこようとおもうと言う。

自分の体も大変だろうけれど、母を見送った時より、今回の方が、より現実味を感じるという。

兄も私も、もうそういう(人生の終末を考える)年になってきたということなんだろう。

父は、今日は、相変わらず胸で呼吸しながら薄目のままでいるが、ときおり瞬きもし、

眉を動かして見せる。

「お兄ちゃん来るからね。」と耳元に話す。かすかに、うなずいて見せる。

父のことだ。きっと兄が来るまでは、息を落とさないだろうと思ったりする。

朝叔母に電話すると、今日はやめて明日見舞いに行く言っていた。

時間差で、みなが見舞える日になりそうだ。

看護師さんにお願いし、お昼前には帰宅して夫についていてくれた息子と交代する。

夫は、明日外来診療なのだが病院まで車に乗っていられるだろうかと不安がる。

駐車場から病院入口までは歩けるはずもなく、急遽明日のために平出家具に行って車いすを買ってきた。

それでも、「座っている」ということがとても大変なのだ。

病院までの20キロの距離が、しんどく思えるのだろう。

今日は2度トイレに立った以外、ベッドから起き上がれずにいた。

食事も、メロンと白桃、重湯を少し。

脱水しないようにと自分で心がけさゆでうすめたポカリを頑張って少しずつ飲んでいる。

今夜は、病院からの携帯コールが、鳴りませんように。。。

関連記事