父の頑張りは愛か
兄が帰るとき、父に話しかけていった。
土曜日の会議が終われば、孫と嫁も連れてこられるから、頑張っててよ。
もう瞬きもしない状態だったけど、聞こえていた?
今も荒い呼吸ながら自発呼吸。
昨夜は上息子が泊まり込みをしてくれた。今朝、そのまま病室から出勤。
この子が教師になったことを喜んでいてくれた父。
学校のパンフに載った教員紹介のページに付箋をつけて居宅に置いてあった。
8年前高校の合格発表の時は、息子より先に深志まで歩いて見に行ってくれて
掲示を見に来た息子を見つけて、合格番号とともに写真を撮って送信してくれた。
昨夜は息子は父にどんな話をして過ごしたのだろう。
わたしは両祖父が教職だった。ひ孫にあたる息子に隔世遺伝でつながっている血を、
父は頼もしく見守っていてくれたのだろう。
兄は、明日には家族で来られる。
息子は土曜日も出勤の職場だが、明日明後日は休める。
きまりのいい父は、みんなが揃ってこられる時間まで、俺は頑張ってやるから、と言っているのかも。
父が落ち着いていてくれたので、昨日は夫のそばで過ごすことができ
細かな世話をすることができた。
長年の連れ添い、あうんが効くので、安心感がでるのか、付き添っているといくぶん食も進み、
薬も飲んでくれ、体を拭いたりとりとめのない話をしながら、そばにいる、ということが大事なんだとわかる。
こういう時間も、父がくれたのだ。
ありがとねぇ、お父さん。。
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