さすりなで
足のむくみが強くなってきている。
少しでも戻せるよう、足元から上にさすりあげマッサージ。
とりとめのないことを話しかけながらいるが、
あいづちをするのがつらそうなので
「ひとりごとだからねぇ、返事しなくていいんだよぉ」と声をかける。
それでも、指サインでOKマークをくれたり、さすっている手を「ぽんぽん」と触って
ありがと、の合図をくれる。
おもゆのとろみも嚥下が大変になり
食事はさらに水分の多いジュース並みのやわらかさの流動食をお願いする。
タオルウォーマーを部屋に入れていただいているおかげで
夫がその気になったときにいつでも、顔を拭いたり、下着を替える清拭ができるのでありがたい。
部屋のすぐ外が湯沸室なので、こまめにタオルも洗える。
タオルかけを持ちこんであるので、洗ったタオルはそこに干し、湿度の助けになる。
叔母が前に言っていた「タオルはいくつあってもいい。とっておきなさいね。」という言葉は
本当だなと思う。くりかえしつかっているうちにやはり風合いが悪くなり、柔らかさに欠け始めるので
どんどん新しいタオルに切り替えていく。
弱くなった皮膚には、なるべく優しいものをあてたい。
夫の声は、もうあまり聴けないかもしれない。
携帯に残った留守録がひとつ、夫のものがある、消さずにおいてよかったなぁ。。。
聴きながら、もっと、とっておけばよかった、と無理な欲が出たりした。。
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