2013年01月08日
富山の薬売り

その昔、年に1,2回富山の薬売りの行商人さんが訪ねてきました。
大きな風呂敷包みをよっこらしょと土間の上がり台に降ろしますと、やなぎごおりを開きます。
子供心にわくわくと、祖母の後ろに控えておりました。
お目当ては、お土産の紙風船。
厚紙でできた薬箱に、新しいお薬を補てんしていきます。
使った分だけお支払。
お茶をふるまい、ひとしきり、祖母と茶飲み話をし、また次のお宅へ。
そのおじさんが置いて行ったちらしです。
ヅーシは、頓服。
熱が出たり、歯が痛い時お世話になりました。
粉薬で、オブラートに包んでもらい砂糖水で飲みました。
仁愛アースは塗り薬。オロナインのようなものだったのかな。
久保医薬品の製品ですが、当時、福井、富山あたりの会社だったらしいです。
そういえば、昔は行商人宿というものがあって。
繁華街でもなく温泉地でもない、こんなところになんで旅館が?という場所にひっそりありました。
いまは、みかけませんねぇ。
Posted by のんたん
at 14:51
│回顧シリーズ
我が家には2カ月に一度、薬屋さんがきます。
ちょうどこんな感じで、使ったお薬を補てん。
使った分だけお支払い、です。
主にうちのおばあちゃんが使っているお薬ですが、
子供たちが小さい頃は、紙風船とのど飴を
いつも持ってきてくれました。
最近は、新薬の試供品をくれるようです。
それにしてもこのチラシ、
なんだかとっても素敵です。
このシリーズ良いですねえ。
捨てられないってのも、いろいろあるけど、こういう物はもう文化って感じですよね。
家にも子どもの頃は来ていて、あの紙風船が嬉しかったのを覚えています。
今はお薬屋さんが来れる時間には家に誰も居なかったりして。
うちも富士薬品さんという埼玉の業者さんが季節ごと来てくれています。近代的ではありますが懐かしい風習がそのまま残っていてうれしいですね。
昔のチラシは趣がありますねぇ。
ありがとうございます。
ほんと、自宅に回って来てくれるのはありがたいですが、なかなか昼間居ないので回る方は大変みたいです。うちにも今来ている置き薬の業者さんは夜7時ころ見えられます。
しばらく回顧シリーズおつきあいくださいませ。(^-^)