2013年04月10日
貴女の笑い声が聞こえた日

一昨年亡くなった友人。
網膜色素変性症で見ることが不自由ながら、その飛び切りの笑顔とアクティブさで友人の多かったMちゃん。
今日は、彼女の快活なあの笑い声が響いたような心持がする日だった。
年度末に、県外の視覚障害者協会の皆様の奈良井宿散策にガイドとして集まったメンバーの中に点字ボラをされているHさんがいらした。
その時に連絡先を交換し、今日その時のお写真をお渡しするべくお会いした。
お互いの活動の話などをするうち、先だっての奈良井宿のガイドの話になり、絶対必要な活動だよねあれ、と会話が盛り上がり。
それで今年度の補助金事業で同行援護の実習をしてくれる外部講師をさがしているのだけれど、
講義してくれる人はいるけれど、実習をさせてくださる実践者講師が見つからなくて、困り果てているところで、
というおはなしをしたら。
「あ、、わたしMさんという方と、国土交通省企画の視覚ガイド実習で小学生たちに講習したことありますよ。」と。
え?ええー? (ここに居た!!)思わずHさんの手を握り締め。
Mさんとお友達ですか!?
はい、よくお宅にお邪魔してました、彼女が出かける時に同行も何度か。あなたもMさんの友達?
ええ、ええ、副音声の台本制作の時は、いつもMちゃんに監修をしていただいていたんです。
ああ、それ、聴いた、聴いた。そうなんですかぁ。あなたでしたか。
お互い何年もMちゃんとお付き合いしながら、Hさんとわたしは行き会ったことがなかった。
なのに、このタイミングでピンポイントで、Hさんと縁ができ、そのHさんが私の求めていた講師にぴったりの方だった。
他のどの点字ボラの方が、奈良井宿のガイドにいらしても、こうはならなかっただろう。
さっそく講座をお願いし、ご快諾をいただいた。
ねぇ、これってもしかして。
(笑)うんうん。
そこにMちゃん居るような気がしない?
(笑)うんうん、おほほ、わたしのおかげよお二人さんって笑ってる気がする。
だよねぇww。
と、空いた椅子を二人で眺めてしまった。
休館日のえんぱーく。
それでも入れる3階のフリースペースの窓際の隅、偶然にも3人掛けの丸テーブルを選び、二人で座っていたのだ。
彼女の意志がそこにあった。
わたしたちは、彼女に導かれてタッグを組むのだ。
その思いが二人に同時に芽生えた。
「わたし、頑張るわ。」Hさんはそういってくれた。
うれしい。わたしもがんばるね。Mちゃん、ありがとうね。
桔梗ヶ原おはなしサロン準備室より:お知らせ
本番のあと
読み聞かせと読み語り
映画「リンドグレーン」もうひとつのパーソナルストーリー~秘密の往復書簡より~
終演 シューベルト歌曲「冬の旅」
明日は全国短歌フォーラムin塩尻学生の部
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Posted by のんたん
at 20:54
│声仕事