2014年07月10日

7月恒例「タオルで声パス」

7月恒例「タオルで声パス」

台風が近づいているので、今日の教室はこどもいるかなぁ、とおもいながら登校。

教室に入るといきなり、2か月ぶりだった男子くんが、「2か月ぶりだぜぃ」とがっつりハグをしてきてくれ。

かわいいじゃないの、ありがとねー。

最初は、3人、あとから1人、最後にはもう2人、にぎやかな雨の朗読の日になった。

7月になると扇風機回しながら、タオルを使う声パスで汗をかくのがここ数年の恒例となり。

とはいえ、毎年こどもはちがうので、今回も生徒は初体験、専任先生は「あ、あれですね」の世界。

呼吸を合わせないと、同じリズムでタオルトスが続かないので

回数が繋がってくるうちに、かけ声のピッチも呼吸もユニゾンになってくる。

そこを体感してもらう遊び。

後半は、声の5つの要素で地声の範囲内で、キャラクターも地の文章も、演技せず読み分けできるよー、の遊び。


最後は、きょうのおはなし、として絵本を一つ、わたしから朗読プレゼント。

今回は、「ひとりぼっちのかいぶつの石のうさぎ」

ずっと、ハイテンションでうるさいくらいのがやがや教室だったけど、

このときばかりは、水を打ったようにし~~~~んっと聴き入ってくれていた。

途中から、入室してこられた保護者のお母様と、教育委員会の先生が聴き手に参加してくださり。

おはなしが終わってもしばらく静かで。

やおら、拍手をくれたので、締めにはいった。

何か感じるものが、あったかな。ありがとね。

7月恒例「タオルで声パス」

お茶の時間は、お手製ゼリーとコーヒーをいただき。

夏休みだから8月はお休みしますかねぇと相談していると、

中3男子君、

「えー、最後の一週間が登校日だから、その間に8月分もできるじゃんか―。」と口を挟んできてくれ、

専任先生申し訳なさそうに「いいですかねぇ」と聞いてくださったので

もちろんもちろん、じゃ、やりましょうかねぇ、という話でまとまり。

今日も、しあわせな時間でした。有難き。合掌。







同じカテゴリー(声仕事)の記事画像
桔梗ヶ原おはなしサロン準備室より:お知らせ
読み聞かせと読み語り
終演 シューベルト歌曲「冬の旅」
シューベルト「冬の旅」12月8日(日)あづみ野コンサートホール
うたとピアノと語りで紡ぐシューベルト冬の旅 八十二別館ロビーコンサート
今年からのハロウィーンについて
同じカテゴリー(声仕事)の記事
 桔梗ヶ原おはなしサロン準備室より:お知らせ (2020-02-04 10:38)
 本番のあと (2020-01-22 14:35)
 読み聞かせと読み語り (2019-12-21 01:26)
 映画「リンドグレーン」もうひとつのパーソナルストーリー~秘密の往復書簡より~ (2019-12-19 14:50)
 終演 シューベルト歌曲「冬の旅」 (2019-12-13 23:28)
 明日は全国短歌フォーラムin塩尻学生の部 (2019-11-22 11:26)

Posted by のんたん  at 20:46 │声仕事不登校教室

この記事へのコメント
のんたん先生、すっかり子どもたちの気持ち掴みましたね!?
ハグされるなんて、大人気!!
おまけに次のお約束が生徒さんからのリクエストなんて、他の先生が聞いたら羨ましがりますよ〜!!ブラボー!!(≧∀≦)
Posted by Hiromi at 2014年07月10日 21:25
子供って大人が思うよりはるかに感受性が高くて、本物を選ぶ事ができると思うんですよね。
それはどんな子供でも一緒だと思います。
のんたんさんのやってることは本物ってことですよ。
Posted by オザの塩尻ブログオザの塩尻ブログ at 2014年07月10日 21:57
HIromiさん
年度により学期により、教室に来ている子は流動的。毎回一期一会の気持ちで出かけます。
レギュラーで逢える子たちとも、やはり一期一会の再会を繰り返している感じ。逢いたかったという想いを共有してくれるとき、やはりとても嬉しいです。
Posted by のんたんのんたん at 2014年07月10日 22:41
オザさま
ありがとうございます。
こどもたちには、「おばさん古いよ~そのたとえは~。」とか、「この二の腕はなんだ~。」(ぷにぷにと揉まれ)とか、突っ込み満載いただきながら、しなだれかかって来てくれるのでかわいいです。幸せなお仕事だなぁといつも思います。
Posted by のんたんのんたん at 2014年07月10日 22:43