2015年02月01日

おかあさん、だっこ、の精神は不滅

めずらしく休みだった息子がチャンネルを回していたら、「あらま」と。

「映ってるんですけど、なにげに。」と画面を指さす。

見るとテレ松の短歌フォーラムの再放送。

わたしが司会で歌人の穂村弘さんと小島ゆかりさんに入選作の選評をお聞きしているステージ。

「いっちょまえじゃん」と息子に生意気を言われつつ、さよか?と他人事に見える自分の画像。

ねえねえ見てみて、と、もし言いたい相手がいるとすれば、それは亡き父母。

大人だって褒めてほしい、はACのコピーフレーズだが、

テレビに映ろうが新聞に載ろうが、てらいもなくいるのは、

えらいえらいって気恥ずかしい褒め方で頭を撫でてほしい相手が、

もうこの世にはいないからだろう。

大人になるということは、甘える相手がいなくなるということだ。

内心ではどんなに年をとっても

おかあさん、だっこ、と手を広げて、飛び込んでいきたい「甘え衝動」が不滅に存在しているけれど。



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Posted by のんたん  at 23:54 │声仕事