2010年06月27日
私たちは育てていただいている
年1回の利用者交流会の日。
利用者交流会というと堅苦しいが、朗読ボランティアの利用会員の皆さん(目で読むことが困難な方々)と
ボランティアメンバーとの懇親会だ。
一緒に日帰り旅行したり、見学会にいったり、お風呂付の保養所で宴会をしたり。
毎年、交流会当番になったメンバーが企画をする。
このところ、ご高齢の方が多くなったので、近間でゆっくりお食事会をすることが多い。
芸能ボランティアの方をお願いして演奏をしていただき、私たちの朗読を聞いていただいたり、
一緒にカラオケをしたりしながら、仕出しのお弁当をご一緒する。
お世話係、というか、ご自宅からの送迎と、交流会の間、おそばでサポートガイドをするのも、メンバーの役目。
今年、初めてサポートに入った新人のHさん。
利用者会員Oさんについたが、漫才コンビのようで本人も大笑いしていた。
慣れないサポートでHさんがまごまごしていると、会場慣れしているOさん、さっさと先に歩く。
あわててHさん後からOさんの肘を持って、引きずられるように、トコトコとついていく。
お席について、Oさんひとこと。
「いやー新鮮なサポートだったな(笑)」
Hさん「ひえぇ;す、すみましぇん;」
Oさん「あははw。僕が案内係だったね、今日は。」
Hさん「はいっ!。ありがとうございますぅ。無事つけました!」
ほんわかおっとりしたHさんときびきびしたOさんの会話に周りは爆笑。
こんな場面は日常でも多々ある。
対面朗読にいくと新人さんは緊張で声が堅くなりがちだが、
長年利用の会員さんは、心得ていておしゃべりを優先して和ませてくれたり、
こう読んでくれた方が物語に入れるのよ、とアドバイスをしてくれたりする。
新人さんたちはみな、対面朗読が一番楽しいと言っている。
録音物の感想も声を覚えていてくれて「あの時の作品はあなただったね」とお声をかけてくれる。
なんと、幸せなボランティア活動だろう。
わたしたちは、育てていただいている。
桔梗ヶ原おはなしサロン準備室より:お知らせ
本番のあと
読み聞かせと読み語り
映画「リンドグレーン」もうひとつのパーソナルストーリー~秘密の往復書簡より~
終演 シューベルト歌曲「冬の旅」
明日は全国短歌フォーラムin塩尻学生の部
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Posted by のんたん
at 21:53
│声仕事