2011年01月26日
語り絵

おはなしを、本を読まずに「素話」をするときに、
イメージ絵をボードに描いていくことがある。ボードマジックで描く。
描いたものを持って行くときと、お話しながら絵を足していくときとあり。
次のお話で使うとき、消してまた新たに書き直してしまうので
残らない絵。
たまたま携帯で撮ったのが1枚だけ残っていたのでアップ。
同じお話の絵を同じように描いてもそのたびにやっぱりどこかしらちがってくるので、
これも、一期一会、といえようか。
とはいいつつ。
現場から、だんだん離れている自分がいる。
さみしくもあり、それでいいんだと思う自分もあり。
かかえこんでいたものを、手放して手放して、シンプルに生きる用意を
もう、していかなければいけないなぁと、ぼんやり思ったりもする。
桔梗ヶ原おはなしサロン準備室より:お知らせ
本番のあと
読み聞かせと読み語り
映画「リンドグレーン」もうひとつのパーソナルストーリー~秘密の往復書簡より~
終演 シューベルト歌曲「冬の旅」
明日は全国短歌フォーラムin塩尻学生の部
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Posted by のんたん
at 18:17
│声仕事
ボードで一期一会の方がいいのですか?
紙ではいけないのでしょうか?
画用紙とかスケッチブックとか・・・・・。
髪だと、紙芝居になってしまうのですか?
さて。どんなんでしょう?
深く考えてませんでしたw。
紙芝居は年季の入ったものもまた味があっていいのですが、これは「紙芝居」が主役だからであって。
黄ばんだ戦前紙芝居など趣があって大変好きです。
語りや朗読をするときって、絵より物語が主役なのでお相手によって場の空気によっって同じ物語でも味が変化したりします。
きっとその場にその都度まっさらで行きたい気持ちがボードを選ばせていたのかもしれません。
残らない絵とはもったいないない。
でも、そこが見る人を引き付けるのですね。
絵に限らず、手放す前にご伝授ください。
語り絵と聞いて思い出すのが、宮沢賢治の「よだかの星」です。
小学校の美術の授業で、朗読を聞いた後、自分が思う一場面を絵に書く。
ということをしました。
難しい作業でしたが、良く覚えています。
よだかの星。重い悲しいおはなしですね。
そのぶん強い印象が残ります。
一場面だけを切り取って描く作業はお話の中身を真剣に反芻する貴重な体験。素敵な授業ですね。
絵本ですが「ひとりぼっちのかいぶつといしのうさぎ」という本を、最後まで絵を見せずにお話したことがあります。この世で一番みにくいいきもの、と書かれているかいぶつを、見せずにお話したほうが、かいぶつの「心」だけに気持ちが集中して、よだかの星のように、ずっと心に残るような気がして。。