2011年05月29日

塩尻市立図書館のここがすごい

先日、塩尻の図書館長さんのお話を聞く会に参加しました。

地元にいると気なしでいますが、業界的には

先駆的で、ユニーク(個性的)で、対外的に注目の、図書館事業展開のある図書館らしいです。

そういえば、当館長は、県内外あちこちに呼ばれて講演をなさっており、

そのユニークさに、外からの注目度の高さがうかがえます。

地元にいると当たり前のように「こういうもの」ととらえて利用していますが

実は、とてもありがたい恩恵を受けているのだなと改めて感じます。

とはいえ、疑り深い性格(笑)

実際、どう評価をうけているのだろうと、ネットサーフィン。

おお。確かに。

「課題解決型」図書館を目指している、というお話の通りの

一般ユーザーのブログから感想をいくつも拾うことができました。

市外の、それも結構遠い地区の方の

「塩尻の図書館はよい資料がそろっていて助かった」という言葉や

地元主婦の「これはすごい。もっと早く訪れればよかった、これからはヘビー使いになりそう。」とか、

若い人らしい「雑誌数、すげー。」という感嘆も。

あと、塩尻の図書館長の講演を聞いた他地区図書館関係者の「見習いたい、熱意を持てた」という感想。


この館長が来てからの体制で変化を感じたのは、うちの下息子が、

「最近ね、音楽CDがね、え、公共図書館でこんなのもいいの?ってくらい充実してて新しいのおいてくれてるんだよ、しかもレンタル屋よりメンテがいいんだ。これはすごいことだと思うよ。」と前に言っていたあたりからでした。

貸し出し数の多さが図書館の評価であるならば、

その戦線からは、潔く降りて

ベストセラーを待たせることなく貸し出すために同じ本を何十冊も揃えるという形より、

10年に一度しか読まれない書籍であっても、揃える。

10年触れられることがなかった資料でもアーカイブしていく。

万が一、必要な人が、「ああ、ここにあったのか、ありがたい」と思ってくれる

課題解決のお手伝いができる、そうありたい、というようなおはなしもありました。

でも、そういう姿勢で動く中でも、

塩尻の図書館は、登録者数も貸し出し数も伸びています。

市外者登録の数の多さも特筆すべきところでしょう。

このまま推移すれば人口一人当たり年間10冊に到達するかもしれないとのこと。

その数は、全国トップクラスに相当します。

すごいねぇ。

図書館へ、いこう。せっかく、いいものを整えてくれているのだから。

そうそう。

今更ながらですが、新図書館ができるまでの過程で、副館長の伊東さんのご奮闘ぶりもいくつか他の方の関わりブログで拝見しました。

そこからのリンクで、こんなページに行きあたり。

図書館への熱き思いが垣間見れます。↓

塩尻市立図書館副館長 伊東直登さんの『アメリカの図書館訪問記』へリンク




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Posted by のんたん  at 13:24 │まちづくり

この記事へのコメント
富士見町図書館が町の部で一人当たりの貸出数全国一位だというのは結構有名ですね。
レタス御殿のある川上村の図書館は24時間営業?????
飯山にいた2年間は市立図書館運営委員でした。利用率を上げるには・・・などを話し合っていました。
使いだすと、こんなに便利なものは無いですね。
ただ現在は忙しすぎて、じっくり読書する時間が取れないですね。
「TVを消して本を読もう」とのキャンペーンを文科省はやってもいいですね。






本の所有欲・独占欲をなくせば、税金で運営しているのだから、税金を払った分くらい取り戻さなけりゃぐらいの意地汚さをみんなが持っていいんじゃないかと思います。
学校では親子読書をお願いしています。TVを消して親子で読書する時間を作る事は絶対お勧めなんですけどね。TVに毒され過ぎてますね。TVを観ているのでなく、TVに観せられている現状を変えて行かないと、日本はダメになる様な気がします。
TVが消える時間がありますか?
我が家は年寄りがいる関係上、TVは起きている間中は付いています。
Posted by 8484 at 2011年05月30日 10:47
下のブロックは削除して発信しようと思っていながら、忘れてしまいました。変てこなコメントで、スミマセン。

茅野市のブックスタートなどは、結構ボランティアの方々が担当していると聞いています。
職員さんとボランティアさんの力が結集されるといいのかなと思っています。

塩尻さんも頑張っているんですね。

質を高めるのか、量で迫るのか、難しいところです、ネ。
Posted by 8484 at 2011年05月30日 10:55
8484さん

塩尻市でもブックスタート事業はボランティアグループさんが担っているようです。
読み聞かせのグループさんは塩尻でも多いですね、各小学校にそれぞれPTAを中心に読み聞かせグループがあるようです。
親子文庫の存在も有難いですね。
ただ、テレビを消して本を読もう、という活動は今のご時世では、なかなか難しそうです。
本好きの親御さんがるご家庭はやはりお子さんも本が好き。
家庭読書の大事さを感じます。
Posted by のんたん at 2011年05月30日 12:08
塩尻の図書館のPRありがとうございます。おかげさまで、県内全域からの利用をいただいています。上田図書館倶楽部のウェブマガジン「環」の第2号に塩尻市立図書館の訪問記が載っていますので、お暇なときにみてください。
Posted by Library at 2011年12月24日 05:02
Libraryさん

図書館関係者の方でしたのね。
塩尻の図書館にはいつもお世話になっています。情報ありがとうございます。
折を見て「環」を拝見できたらと思います。
わたしはもう退いてしまっていますが、朗読ボランティアの皆さんの視覚障害者支援活動によるデジタル化に向けてもPCの企業寄贈依頼などに行政サイドからもご協力をいただいているとのこと、心から御礼申し上げます。
Posted by のんたん at 2011年12月24日 08:45