2012年05月27日

愛と喝采の日々

また映画ネタ。

BSでたまたまチャンネルを合わせたらこれがやっていて、

あまりに美しい踊り姿に見とれてつい最後まで見てしまった。


ライバルであり、親友であった二人のバレリーナ。

一人は結婚と出産を選び、一人は独身を貫き、プリマドンナの道へ。

一人が生んだ娘がバレリーナとしてその才能を花開くとき、独身を通してプロの道を選んだもう一人の主人公は引退の季節を迎える。

結婚を選んだ彼女は娘の成長を嬉しく思いながら、バレエの道を捨てたことへの後悔と脚光をあびてきた親友への嫉妬に苦しみ、

プロを選んだ彼女は年齢も容姿も、すでにプリマとしての限界がきている現実を突き付けられ、苦しんでいた。

娘の主役舞台の後、彼女たちはお互いの感情を激しくぶつけ合う。

そして和解する。

人生の中で、大きな選択は、幾度か訪れる。

もし、あのとき、あの道を選んでいたら、は誰の中にもある。

でも、思い直す。

それでも、今こうしていることが、最良だったのだと。

人生のつじつまは

自分で合わせていく。

誰のせいでもなく、自身の選択なのだ。

いい人生だったと、笑って逝きたいものだ。




タグ :映画

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Posted by のんたん  at 00:10 │日記

この記事へのコメント
もう一度やり直しができないことが人生のGOOD

いろいろ悩んで選択したとして、ゆるゆると流されてきたとしても、別の道をもう一度やり直すことはできない。

人生は単純じゃない、様々な要素が複雑に絡み合って想像を超えた因果で回っている。

何か一つ要素が違えば全く違う結末に繋がる。

だからといって刹那主義ではないけれど、過去を悔やんでもしょうがないし、将来を悩んでもしょうがない、なるようになったし、なるようになるだけ。誰かと比べても仕方ないし、今の自分に深刻に向き合っても仕方ない。

楽しもう
今までのくねくね道を笑おう
そしてこれから進む霧の向こうの道をせいぜい楽しもう。できれば共に楽しもう。

そろそろだと思うんだけど、どんなふうに逝くのか楽しみだと言えるくらい今のうちに悟っておきたい。
Posted by hiroblue at 2012年05月27日 16:55
hirobulueさん

霧の向こうの道。

そうねぇ、、先は見通せない。
それにおびえず、楽しんで進まなければですね。

悟りはずっとこないかもしれない。
迷うのが人生だもの。

逝くとき、さみしいなぁって思わない様に、
「愛した貯金」をいっぱいしておこう。
「愛された貯金」は、幻かもしれないけれど、
「愛した貯金」は自分の中に残るから。
Posted by のんたんのんたん at 2012年05月27日 23:46