2012年06月08日

争奪なきサバイバル

争奪戦ができない。

初売りに並んでダッシュ、とか、

限定品を目指して奮闘とか。

混み合っている場所を見るだけで、かたまってしまう。

子供の頃も、公衆浴場で混み合った洗い場で、最後まで一度も蛇口にたどり着けず、

掛け湯も上がり湯も湯船のお湯を桶に汲むだけで出てきたことも数知れず。

恋も、倍率の高そうな男性には、素敵だなとは思ってもはなから恋愛感情が芽生えない。

仕事もしかり。

売込みができない。

そして、天秤に乗せられたとたん、下りてしまう。

その場所で唯一でないなら、他を探す。

生き残りをかけた人生のサバイバルが始まったら、まっさきに脱落するだろう。

けれど、そのぶん、必要とされると「とことん」だ。

これまでいろんな意味で「生きて」こられたのは、奇跡かもしれないが、

小さな出会いと必要とされる奇跡の積み重ねで今がある。

ほそぼそと、生き残る。

戦わず、生きる。

それが自分なんだと思ったりする。






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Posted by のんたん  at 17:45 │日記

この記事へのコメント
よくわかる、という気がします。自分もこれに近いメンタリティを持っているので。
奇跡とその積み重ね、はやはり人徳なんだろうなとおもうけれど。

偶然ですが、今日は幼稚園の授業参観でした。
集団のなかにいるとどのような個性を持っているかがわかります。
でも、子は親の鏡ですね。子供にこうあってほしい、と願うのならばまず自分たちがそうあらねば。

明日は「てっぱく」。争奪戦に勝たないとミニ電車とかに乗れません。どうしよう。
Posted by とおりすがり at 2012年06月09日 20:19
とおりすがりさん

亡き夫に「あなたと知り合わなかったら多分一生独身だった。」と話していました。
実際、初めてプロポーズしてくれた人とそのまま結婚したので。人見知りにおきた奇跡のひとつ。

「てっぱく」
自分のためには動けなくても子供のためには動けちゃうのが「パパ力」です。
大丈夫ですよ、とおりすがりさんなら。
(^-^)
Posted by のんたんのんたん at 2012年06月09日 20:32