2012年06月16日

2年ぶりの姉妹再会

おばあちゃんの一番下の妹さん家族が県外から来訪。

煮物などお茶菓子にして一息入れてもらって、ばあちゃんのグループホームへお連れする。

長女のおばあちゃんと一番下の妹さんは16歳の年の差。

「母親代わりみたいなもんだったでぇ、ばあちゃんは。」と、妹さんは

姉のことを昔から「ばあちゃん」と呼んでいる。

ちょうどお昼寝時間でベッドにいたが目は覚めていたらしく。

「ばあちゃんや、きたよ~、あたしだよ~。」と妹さんが声をかけると

「あれまーー。ようもはるばるきたなぁ~。」としっかりした声で答えた。

記憶は近いものから消えていく。

昔の家にいた時代の来訪のとおりの受け答え。

「寒いもんで、ずくなししててごめんよぉ。今お茶いれてくれるで。それかつかれてりゃぁ2階に行ってちびっと横になってくりゃいいだに。」

台所の隣の居間のこたつで横になっている気分でいるようだ。

発音は不明瞭なので、その都度通訳して伝えつつ。

小一時間、おばあちゃんたちは姉妹の会話を楽しみ、ほかの家族はそばで相槌を打ちながらホームの職員さんが淹れてくれたお茶をいただいていた。

少し疲れたのか、返答が定かでなくなってきたのをタイミングに、おいとまをする。


「ありがとうございましたねぇ。」と深々と頭を下げてくれるホームのスタッフさんに


預かってもらっている家族が、ホームの職員さんに「来てくれてありがとう」と言われる不思議を想いながら、

「こちらこそ、ほんとにお世話様です、ありがとうございます。」と頭を下げ返す。

妹さんがわかるか少し心配だったが、杞憂だった。

よかった、いっぱい話ができて。


同じカテゴリー(介護)の記事画像
家族葬
ひろあきさん
春のころもがえ
後見人のお役目
ペコロスの母に会いに行く
施設の夏服
同じカテゴリー(介護)の記事
 家族葬 (2016-07-30 09:20)
 ひろあきさん (2015-07-23 00:01)
 春のころもがえ (2015-03-12 11:39)
 後見人のお役目 (2015-02-04 10:10)
 ペコロスの母に会いに行く (2014-09-07 11:07)
 施設の夏服 (2014-08-03 12:59)

Posted by のんたん  at 20:23 │介護

この記事へのコメント
いろんな気持ちを心の中に持ちながら、
よく頑張ったね。のんたん。
Posted by のっぽさん at 2012年06月18日 01:13
のっぽさん

ありがとうございます。
最近は亡き夫のことはおばあちゃんの口から出てこず、気が楽です。
もっぱら、自分のおかあさん(夫の祖母)のはなしが多く、たぶん、働き盛りだった40年前くらいの自分を生きているのでしょう。
Posted by のんたんのんたん at 2012年06月18日 09:28