2013年04月12日

ロールプレイング

ヘルパー講座。

訪問介護のロールプレイング。

認知症のおばあちゃん役を担った。

お姑さんとの日々が頭をよぎる。

彼女がいいそうなこと、しそうなこと、受け答え。

そのままに演技を続ける。

「なりきり」で身に入ってくるのは、介護する側では気がつかなかった、される側の視点。

ヘルパー役を担った若いママさんの困惑を目の当たりにしながら

そこに、かつてのわたしを見る。


見当識障害、せん妄、被害妄想、徘徊、暴言。


腫れ物に触るように、おずおずとかかわり、それをカバーするべく一生懸命笑顔を作ろうとする、若ママさん。

認知症の症状はそれが病状であってもすべてその行動の根幹に「理由」がある。

講師の先生のアドバイスは的確で、ああ、そうか、そうだったのかと

年数を経てようやく得心する部分があった。


この実習の中には末期患者のケアや視覚障害、聴覚障害を持つかたへのケアもあり。

「必要のない」学びと思って手も出さなかったこの世界は。

何だ、必要なものだらけだった。






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Posted by のんたん  at 20:43 │介護