2013年06月24日

いまひとしぼり

イメージ絵って難しい。

これは、まったく、連想ゲームだ。

本1冊分のタイトル画を引き受けた。

表紙ではなく各章ごとの扉絵。

中身を示唆する絵を描けばいいかなと安易に引き受け、一案を送ると、やんわりと、しかしきっぱりの却下。

『中身をあからさまに彷彿させない。人物を用いない無機質でありながら、人の営みが見える。

うすぼんやりとしたタッチ。空間やモノで表現。中を読んで初めて、扉絵との連動に気がつく程度のイメージ』

てな感じでとのおはなし。



とりかかってすぐ頓挫。

できねーよー、能力ねーし、無理っすよ、まったく、とぶつぶつ・・・ぶつぶつ、うろうろ、はぁ・・めそめそ・・。。

と、さながら檻の中の熊をしながら

へたれきる数日を過ごし。

それでもやんなきゃ始まらない、とタブレットペンを握り。

でも、人間、出ないところを、もうひとしぼり頑張ると、不思議と出るもんだな。

お?きた?

という感覚とともに、あとはすらすらと出始めた。

ああ、体の感覚と同じだ。

あらゆる排出は、限界に近くなるとくる苦痛点を通り過ぎた後の「いまひとしぼり」に快感が伴う。

しぼりきると、次が沸いてくるものなんだなぁ。

ありがとう、ありがとう。

ようやく送った仕切り直し画像は、「この線でGO!」をいただいて、呼吸が楽になった。

おし。
















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Posted by のんたん  at 11:16 │日記思う

この記事へのコメント
生みの苦しみですね。

作品を創り出すということは、無からの出発ですから苦しいですね。

その苦しい道を歩き続けることで、道が開けますね。

9月の個展に向け、そろそろ、書き始めなきゃ、です。
Posted by 84848484 at 2013年06月26日 20:02
8484さま

生み出すという作業はするりとはいきませんね。私の場合は力量不足もありますが。
個展のご準備の季節。
ご精進の日々ですね。
すばらしい。今年はどんな世界が広がるのでしょう。。。
Posted by のんたんのんたん at 2013年06月28日 02:37