2013年07月20日
笑ってりね

うちのおばあちゃん。ペイントで落書きしてみた。
先日の面会時に夏物を持っていったが引き出しを整理してみると、心もとないものがあり。
今日の夕方、再度、足りない着替えを買って名前を付けて持っていった。
めずらしくお昼寝ができた日で、元気がでたようでハイテンション。
といっても表情はうまく出てこない。でも、笑っているのがわかる。
ごはんがおいしい。
歌うの楽しい。
いいね。(^‐^)
天井高く空調の効いた施設内は外の暑さとは別天地。
笑ってり、ばあちゃん。
なんも、怖いことも、悲しいことも、もう、ないきね。
「きのうなぁ、ヒロを桃子んとこあずけてきたで、めんどうはない、ささ、いこな。」
立てない車椅子から、立ち上がろうとする。
ヒロは、亡くなった私の夫、おばあちゃんの息子。
桃子というんは、おばあちゃんの妹さん。
今日のおばあちゃんは、子育て中のお母さんで、
わたしと出かけるために妹に子供(私の夫)を預けてきたらしい。
嫁様が来てるで、と職員さんに声をかけてたから私が私という認識のまま、ママ友的間柄になっているらしい。
たぶん、夏の雰囲気から、お盆の頃を思い出し、実家の山(乗鞍)へ里帰りする気分なんだろう。
立とうとする足をさすりながら気をそらし、(むくみやすいのでさすると気持ちよくなり立ち上がるのを忘れてくれる)
「うん。いこなぁ。
でも、お夕飯の支度してくれてるで?悪いから食べてこなぁ。」
厨房からはいい匂いがしてきていた。
それもそうだわ。そだそだ、とうなずき、気持ちはご飯に向かった。
職員さんにお願いし、背中にそっとバイバイ。
ありがとね。いつもそうして笑ってりね。ばあちゃん。知らずとも、それが供養。
じいちゃんと、ヒロさんが安心するからね。
Posted by のんたん
at 21:40
│介護
父は最近は自分が大学を卒業したか?というのが不安で何度も聞くそうです。
戦後みんなまずしくアルバイトをして綱渡りだったし、教授がきびしかったから、と母。
根がまじめなのか、そういう性格なのか。
僕も以前は単位がとれない、卒業できない!という夢を何度もみました。
もう学校を卒業して10何年も経っているのに。
このままでは皆に取り残される、というその頃の焦燥はよほどこころにきざまれていたらしい。
20代前半の男の子には、はやくひとり立ちしなくては、というプレッシャーがあるのです。
(同年代の女の子は、結婚などで一足先に大人になってしうし、という感じ)
全てわかってることが幸せでは無いですね。
その人が幸せかどうかは、その人次第ですね。
気持ち次第。
おつかれさまです。
超がつく優秀であったあなたにも、そんな時代がおありでしたか。お父様のお血筋でしょうか。独りょと才能があってなお、ご自分に厳しくあられる気質。
わたしたちは、どんなお年寄りになるでしょうねぇ。楽しみです。怖くもあり。
そうですねぇ。
ほんと、幸せの尺度は、人次第、気持ち次第。
日々、何気ないままに幸せと感じる生き方をしていきたいです。