2015年10月19日

フラッシュモブのごとくー図書館でコンサートー


ひさしぶりの「塩尻図書館のここがすごい」シリーズ。

今回は図書館マジックなおはなし。

午後5時30分。図書館到着。

会場となる森のコートは普段どおり、閲覧の雑誌や新聞をテーブルに広げて見入る市民がちらほら。

あと1時間でコンサートが始まる?普段どおりすぎて不思議な感覚。

やおら司書さんが数人、人のいないところから順に椅子を並べ始める。静かに。無言で。

ときおり小声で指揮をとるのは、、あ、図書館長さん。率先して椅子を並べておられる。なんか申し訳ない。

かなり並んだが、閲覧している人は気にもせずののまま。並んだ椅子と普段の光景がおり混ざる。

やがて閲覧者が席を立つと、会釈した司書さんがまたすーっと静かに、椅子並びを完成させる。



やおら、どこからともなく、演奏者が静かにきて、音を合わせ始め。めくばせとふたことみこと、小声で打ち合わせ、

ひけていく。図書館の静寂はこの時点でもまだ保たれたまま。

6時。席はまだ誰も座らず。

コンサート開始まであと30分なのに?なんだろ、この不思議感。

6時10分。おそるおそる最前列席に座る。

座って数秒、振り向くと、え?どこから現れた?と思うほどすーっと数人が着席している。

それでも席は空いたまま。

ところが、開始5分前、振り向くとほぼ満席。

背中に、よくありがちな開演前のがやがやの気配がまったくなかったので、振り向いて 「わお」

みんな直前まで本の前にいたんだ、きっと。これがご常連の作法か。

これがライブラリーでコンサートってことなのかぁ。とかってに納得。

で、さらっとあいさつ、演奏もさらっと始まる。

と、これが、すごい。まったくすごい。

素晴らしい語りと演奏で。

見上げると吹き抜けの上階から、のぞきながら聞き入る人、ほかのコートには変わらず本を読みながら耳だけで楽しんでいる人、

司書さんたちはカウンターの中で通常業務をしつつ。

座席にいなくても、この空間を一緒に楽しんでいる人たちが館内に散らばっていて。

あっという間の1時間。

人が引けるときだけは、ざわざわっと数分、お見送りの演奏者さんたちとの交流の時間が美しくあり。

そして終わるとまた、その場所は、「図書館」の一角に戻る。

一部始終を動画にとり早回ししたら、まるで、フラッシュモブのように見えるだろう。

直前まで、普通の図書館で、開演数分前にいきなりそこはコンサートホールになり、

終われば夢の後は跡かたもなく消え、また図書館に戻っていく。

かっこええ~~~~~。

演奏も、司書魂も、堪能の夜でした。

この日の演奏は、絵本専門士松本美幸さんの語り、野田裕子さんの二胡、namiさんのピアノ、のコラボでした。


フラッシュモブのごとくー図書館でコンサートー
(塩尻図書館長伊東さんのFBからお写真をお借りしました)











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Posted by のんたん  at 23:21 │朗読とともに