2010年02月19日
声で遊ぼうの日
思春期中間教室。本年度最後の朗読授業。
今回の参加者は全員中学三年生女子。
教室日時点で全員進路先が決定していた。
はなむけ代わりに、今回の授業は「声の5つの要素」で遊ぶ。
内なる感情と表に出る表現がうまくリンクできないとき、
形から入ってみるのも有効な手段だ。
形に心がついてくることもあるから。
声の5つの要素。
大きさ、高さ、速さ、間、音色。
それぞれの要素に特化して、短い文章を読んでみる。
たとえば、大きな声で読む一文と、最小限の声で読む一文。
同じ読み手、読み方でも、聞き手にキャラが変わった印象を与える。
いきなり大声でといわれてもとまどうのでイメージを与える。
窓から見える本棟の屋上に友人がいてこっちに手を振っているよ、あの子に向かって声をかけよう。
指名された子は、周りが耳をふさぐほどの声で語りかける。
きゃーーっ♪と悲鳴と笑い声が起きる。
この子はいつも届く声で話す子なので、
つぎにその子に、小さな声で人と話すことがあるかと聞くと、
ほとんど、ないという。なるほど、小さな声にしてみると無声化(ささやき)してしまう。
そこでイメージを渡す。
さっきの友人が目の前のテーブルに、蟻の大きさになって立っている。
あなたの大きさにおびえている。ささやきだとその息で飛ばされそう。
小さくて、でもちゃんと息でなくて「声」で話しかけてみて。
息がかからないように声をかける。やってみて。
小さな小さな声がでる。
やってみると、「おーーーーーっ、別人じゃぁんww」
と、面白がるギャラリー。
やってみた子も、なんか自分っぽくない声が出た―♪と笑う。
他の4つの要素についてもみんなで試してみあう。
みな、爆笑しながらこなしていく。
受験が終わったあとの解放感も手伝ってか、しごく乗りが良い。
なんで、これが朗読技術につながるかっていうとね。
豊かな感情表現は、その時だけの演技ではなく、日常の表情や感情の豊かさが声につながっているか、がものをいうから。
自分の感情やイメージが表現できる声を意識できれば、感情やイメージも豊かになっていく。
感情やイメージが先で声が後から付いていく、というのが自然だけれど、ときにそれはリンクしなかったりする。
形から入ることで、連絡通路を確保してあげられることもあるんだよね、
豊かさを持たせるには、今回のように普段自分が使わない大きさ、速さ、高さを使ってみるといい。
すると「自分の声なのに、はじめての声」に出会える。
そこから領域が広がっていくんだわ。
うまく伝わらない、となやむ時、形からでもいいんだってことを体感してもらったの、
みたいな話をして、授業を終わった。
口々に超おもしろかったーといってくれたので、嬉しい最終授業だった。
最後にみんなで記念撮影をした。
ノリのいい子らなので、いろんなポーズを提案してくれて。
エグザエルのチューチュートレインポーズ、
一列に並んでオードリーの春日のトィース!ポーズ、など
専任の女先生とわたしと生徒ちゃんたち、新旧女子(笑)の面白集合写真となった。
来月は卒業を祝う会、それで解散。
7年目の外部講師も無事一年間務められた。感謝。
今回の参加者は全員中学三年生女子。
教室日時点で全員進路先が決定していた。
はなむけ代わりに、今回の授業は「声の5つの要素」で遊ぶ。
内なる感情と表に出る表現がうまくリンクできないとき、
形から入ってみるのも有効な手段だ。
形に心がついてくることもあるから。
声の5つの要素。
大きさ、高さ、速さ、間、音色。
それぞれの要素に特化して、短い文章を読んでみる。
たとえば、大きな声で読む一文と、最小限の声で読む一文。
同じ読み手、読み方でも、聞き手にキャラが変わった印象を与える。
いきなり大声でといわれてもとまどうのでイメージを与える。
窓から見える本棟の屋上に友人がいてこっちに手を振っているよ、あの子に向かって声をかけよう。
指名された子は、周りが耳をふさぐほどの声で語りかける。
きゃーーっ♪と悲鳴と笑い声が起きる。
この子はいつも届く声で話す子なので、
つぎにその子に、小さな声で人と話すことがあるかと聞くと、
ほとんど、ないという。なるほど、小さな声にしてみると無声化(ささやき)してしまう。
そこでイメージを渡す。
さっきの友人が目の前のテーブルに、蟻の大きさになって立っている。
あなたの大きさにおびえている。ささやきだとその息で飛ばされそう。
小さくて、でもちゃんと息でなくて「声」で話しかけてみて。
息がかからないように声をかける。やってみて。
小さな小さな声がでる。
やってみると、「おーーーーーっ、別人じゃぁんww」
と、面白がるギャラリー。
やってみた子も、なんか自分っぽくない声が出た―♪と笑う。
他の4つの要素についてもみんなで試してみあう。
みな、爆笑しながらこなしていく。
受験が終わったあとの解放感も手伝ってか、しごく乗りが良い。
なんで、これが朗読技術につながるかっていうとね。
豊かな感情表現は、その時だけの演技ではなく、日常の表情や感情の豊かさが声につながっているか、がものをいうから。
自分の感情やイメージが表現できる声を意識できれば、感情やイメージも豊かになっていく。
感情やイメージが先で声が後から付いていく、というのが自然だけれど、ときにそれはリンクしなかったりする。
形から入ることで、連絡通路を確保してあげられることもあるんだよね、
豊かさを持たせるには、今回のように普段自分が使わない大きさ、速さ、高さを使ってみるといい。
すると「自分の声なのに、はじめての声」に出会える。
そこから領域が広がっていくんだわ。
うまく伝わらない、となやむ時、形からでもいいんだってことを体感してもらったの、
みたいな話をして、授業を終わった。
口々に超おもしろかったーといってくれたので、嬉しい最終授業だった。
最後にみんなで記念撮影をした。
ノリのいい子らなので、いろんなポーズを提案してくれて。
エグザエルのチューチュートレインポーズ、
一列に並んでオードリーの春日のトィース!ポーズ、など
専任の女先生とわたしと生徒ちゃんたち、新旧女子(笑)の面白集合写真となった。
来月は卒業を祝う会、それで解散。
7年目の外部講師も無事一年間務められた。感謝。
Posted by のんたん
at 20:48
│不登校教室
ギリギリまで 行きたい!と様子をみていたのですが いい顔をしている自信がなく欠席。
あーあ 残念!
一年の締めくくりだからできること もありますよね。
皆さんのそばにいたら きっと気持がよくなっただろうなぁ。
ま、仕方ない。来年度また行かせて下さい。
昨夜 市の会議で 「中間教室」の話も出ました。特別支援教育コーディネーターとか その指導員とか・・。
不登校児をゼロにという目標も書かれていました。
ずいぶん昔の話だけれど 私も6年の3学期はほとんど行きませんでした。
そんなことは抜きにして 親でも教師でもない立場で 生徒と交流できて 子どもたちが 「あー楽しかった」と言ってくれる時間があるって 素晴らしいですね!
コメントありがとうございます。
頭痛がでるとつらいですね。;
お大事になさってください。
次の機会をお待ちしています。
新年度になるので生徒は全員変わります。
どんな子たちに会えるでしょう。
>特別支援教育コーディネーターとか その指導員とか・・。
へぇ。。。
takkoさんのお体が空いていればそういうお仕事にも入っていただけるといいのになぁ。とか、勝手に夢見ちゃいますが。
そういうのは元教員の方々のお仕事なのかな。
わたしは中学を出席日数にげたを履かせてもらって卒業しました。小学校5,6年は休みがち、中学は2年生時にはかなり行けなかったかな。高校は4年かけてようやく単位をとれました。学生時代の記憶はすこん、と抜け落ちている部分がいくつかあります。アルバム見てもまったく級友がおもいだせなかったり。
就職して社会に出るとまったく支障なく毎日出勤できた自分にびっくりしました(笑)
中間教室の子供たちと時間を共有できること、自分と同じには測れませんが、わずかながらでも目線を同じにできればいいなと思っています。