2010年06月03日

ジブリッシュ―言葉のごっこ遊び―

照れずに 本気で  遊ぶ。

大人になるとなかなかできない。

朗読講座の中で、昨年から取り入れているのが「ジブリッシュ」。

即興のでたらめ言葉で会話する演劇的レッスン。

文字を声にして読むだけで、すべてが「伝わる」わけではない。

どう伝えるか。伝えたいという意識を根幹に持って話す、を体感するために

この遊びをやる。

話していい言葉は、でたらめ語。

意味が伝わらない言葉で、言いたいことを相手に伝えなければならない。

相手は、その言いたいことを、言葉の意味ではなく、発しているその人全てから受け取ろうとアンテナを張り巡らす。

伝えたいから、自然にジェスチャーがでる、視線は伝えたい相手に見開かれ

声もひそめたり、強調したりゆっくり言ったりまくしたててみたり、伝えるためのあらゆる工夫が飛び出てくる。


アイスブレイクにもなる。

昨年この回の講座は、部屋の外まで響き渡る爆笑が出た。

いったい、なにをやっているんだろうとのぞきたい気分でしたwと事務所の職員さんが後で言ってくれていた。


オン、オフのスイッチを自分に作る練習にもなる。

声の仕事は、はい、ここ、というとき、躊躇なく、すぽんと「入る」姿勢が必要になる場合が多い。


ジブリッシュなんて聞いたこともない、やったこともないという講座受講生100パーセントでありながら

とても好い時間になった。


今年は、どうかな。。楽しいと、いいな。


この講座の詳細はこちら

6月4日(金曜日)締切りです。





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Posted by のんたん  at 18:46 │声仕事