2010年11月17日

ぷち朗読会

今回の教室は「朗読会」。

各自、自分の好きな作品を選んできて「朗読する」が課題。

前回の告知で「活字であればなんでもOK。マンガでも、詩でも小説でも、取扱説明書でもレシートであっても(笑)

ともかく「字」ならなんでもいい。持ってきて「朗読」をするよー」と話しておいた。

その時まで何を読んでいいのかわからない、という子供もいた年もあったが、今年は全員、自分で選んで持ってきた。

ホラー小説、ベストセラーもの、お気に入りのマンガ、解説本、短歌、エッセイ、色とりどりにそろった。

そういえば、携帯小説がそろった年もあったなぁ、あれは女子だらけの年だった。


感想。


おもしろかったーー。すごくよかった。

選んできたその子その子の感性が、いとおしく。

ちゃちを入れ合いながらの朗読会だったけど、みんなちゃんと話に耳を傾け合う。

先生方もそれぞれに読んでくださったので、感慨もひとしお。

わたしは、定番の「ごんぎつね」の終盤を5分間読ませてもらった。

ちゃんと「聞いて」てくれたんだわ、これが。

これも、嬉しかった。

なんだかね。

とても、とても、このこたちが、好き。

好き、というきもちはどこから生まれるんだろう。

どうして、こんなに好きなんだろう。

あ、そうそう。

「おばさん」から「先生」に、

呼び名が出世してた。

ふつーに、自然に、「せんせー、あのさぁ」って。

ちょっとくすぐったかった。

「おばさん」のままでもじゅうぶん幸せだったから。

「うざっ」は相変わらず、だったけどね。(笑)







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Posted by のんたん  at 18:30 │不登校教室

この記事へのコメント
こんばんは〜

楽しそうな朗読会ですね。

「ごんぎつね」の終盤というと、お葬式のあたりからでしょうか?

長い本の最初を読んで後は又読んでみてね。
というのは、聞いたことはありますが、途中からはありません。

みんなが物語を知っている前提でするのですか?
それとも、あらすじを話してから?、
突然に?はじめるのでしょうか?

興味があります。教えてください。
Posted by なづな at 2010年11月17日 18:50
なずなさん

ごんぎつねは小学校4年の教科書で学習済み、を前提に「旧知」作品のハイライトを読みました。
そうそう、お葬式の部分から。
朗読の「間」を味わっていただくための選択。

「ご存じ、ごんぎつねから。あの、ラストシーンだよ」って感じで始めました。

今回は中学の不登校教室の朗読会でしたが、小学校の読書旬間に各教室にお邪魔するときなど、
その年に教科書でやった部分の前後を取り上げることもあります。エルマーの冒険の別のシリーズとか。これだと入りやすいみたい。

あと、「ブックトーク」をするときは、たとえば、今の時期なら「クリスマスキャロル」の冒頭部は衝撃的な出だしなのでその部分を、「小さな魔女」なんかは、長いおはなしなのでささっとキャラ説明し面白そうなエピソードを伝え、で、さ。この後はいかが相成りますかお楽しみ♪という感じでしめたりします。

核となる印象的なセリフ場面だけを渡し、興味をそそるというのもブックトークならではの楽しみかも。映画の予告編風ですね(笑)

司書の先生と相談してその日取り上げる作品を図書館でコーナー集めしておいていただくのも、その後の本への誘導にいいですねぇ。

ごめんなさい。つらつらと書いちゃいましたですね;;
好きなものでつい。お許しを(^-^;
Posted by のんたんのんたん at 2010年11月17日 19:55
わぁ〜、ありがとうございます。
すっごく、わかりやすく教えて頂いて!
参考にさせてもらいます。

その年の教科書っていうのもおもしろいですね。
又、新鮮な思いで物語を読みとってくれそうですね。なかなか授業で終わったところを読み返すこと無いですよね。
三学期にチャレンジしてみようと思います。
Posted by なづな at 2010年11月18日 20:57
なずなさん

生意気にもあれこれ書いてしまいましたが;
参考にしてくださって嬉しいです。♪
そうですねぇ。
子どもたちが授業で読むのは「音読」。
その世界を朗読や読み聞かせで渡し直すという試みは、案外と新鮮に伝わってくれるのかもしれません。
Posted by のんたん at 2010年11月18日 22:41