2011年01月04日
伏線を拾うか否か
朗読講座の中で心がけていることがある。
「いたれりつくせり」をしない。
朗読者の養成講座はカルチャースクールではない。
講座はこれから本人が自学自習を続けていくなかで、自分の読みを構築していく手助けをする
道しるべを渡しておくものにすぎない。
たとえば、文章の意味をとらえずして声で伝えることができない、と講義をして
課題文を渡すとする。
調査技術の講義では、下調べの重要性と調べ方のツール、ノウハウも渡し済み。
受け取った課題文に向かい合ったとき、
意味をとらえようとして内容や背景を下調べして意味のまとまりを考えてくるか否かは、本人の「意思」だ。
読みのうまい下手ではなく、その文章を身に入れようとして学んできたかどうかは、一聞するとわかる。
また、人の読みを聞いて、この人の読みはどうして聴きやすいのだろうと考えれば、遅かれ早かれそこに行きあたれる。
課題をすませその後に検討解説をすると、「先にそれを教えてくれれば」
「最初に読みの見本をください」(つまり、なぞりをして始めから花丸をとりたい)
という人もいて、
そこまで手とり足とりじゃないとダメなのかな、となやんだこともあったが、
自学ができない人は、結局長続きしないので「気づき」を持ってくれる人に残ってほしい想いもあって
その方針は変えていない。
とはいえ、結構露骨に伏線を張って「やってこいやぁ」のメッセージをおくっているのだけれど。
やっぱり届く人、届かない人があり。
それは優劣ではなく、その仕事に適性があるかないか、なのかもしれないなぁ。
「いたれりつくせり」をしない。
朗読者の養成講座はカルチャースクールではない。
講座はこれから本人が自学自習を続けていくなかで、自分の読みを構築していく手助けをする
道しるべを渡しておくものにすぎない。
たとえば、文章の意味をとらえずして声で伝えることができない、と講義をして
課題文を渡すとする。
調査技術の講義では、下調べの重要性と調べ方のツール、ノウハウも渡し済み。
受け取った課題文に向かい合ったとき、
意味をとらえようとして内容や背景を下調べして意味のまとまりを考えてくるか否かは、本人の「意思」だ。
読みのうまい下手ではなく、その文章を身に入れようとして学んできたかどうかは、一聞するとわかる。
また、人の読みを聞いて、この人の読みはどうして聴きやすいのだろうと考えれば、遅かれ早かれそこに行きあたれる。
課題をすませその後に検討解説をすると、「先にそれを教えてくれれば」
「最初に読みの見本をください」(つまり、なぞりをして始めから花丸をとりたい)
という人もいて、
そこまで手とり足とりじゃないとダメなのかな、となやんだこともあったが、
自学ができない人は、結局長続きしないので「気づき」を持ってくれる人に残ってほしい想いもあって
その方針は変えていない。
とはいえ、結構露骨に伏線を張って「やってこいやぁ」のメッセージをおくっているのだけれど。
やっぱり届く人、届かない人があり。
それは優劣ではなく、その仕事に適性があるかないか、なのかもしれないなぁ。
今年も朗読奉仕員の養成講座が始まりました
来春オープン 「桔梗が原おはなしサロン」
2018朗読奉仕員養成講座②
2018朗読奉仕員養成講座①
朗読ボランティア(奉仕員)養成講座2018受講生募集
朗読奉仕員養成講座2017 7回目9回目9回目
来春オープン 「桔梗が原おはなしサロン」
2018朗読奉仕員養成講座②
2018朗読奉仕員養成講座①
朗読ボランティア(奉仕員)養成講座2018受講生募集
朗読奉仕員養成講座2017 7回目9回目9回目
Posted by のんたん
at 21:06
│朗読ボランティア養成講座
その深い世界を講義で伝えるのは困難極まりますね。
すぐに見本を、手本をとうわべの結果を求め過ぎますね。
背景まで調べ、意味のまとまりを考えて読むのとそうでないのとでの「違い」は8484には分かりませんが、森繁さん、中村メイコさんらのラジオ放送は、すごい朗読でした。今SBCDで児玉清さんが藤沢周平の時代小説を読んでいます。聞き入ってしまいます。語りはもちろん、微妙な間があり、自然と聞き入っている自分に気付きます。
自分の世界を若い方に伝えることは至難の業です。
気づかない人は、所詮、そこまでの人です。
伏線に気付く人、自学できる人を育て上げるしかない様な気がします。
今年もいいこと いっぱいありますように
ね お互いに
難しいね 人を育てるってことは・・・
そうかぁ
そうだよねぇ
うーん そうなんだよ
私のボランティア
作年あたりから 意識して若い人と一緒に出かけています。
自分が 向上できる機会でもあるし なにより 若い人には 私には 出せないものがある。
一緒に行くことで 何かを見つけてくれれば。
そんな 思い上がった思いもあり。
暮れにも 高齢の方の集まりに
1週間 毎日1時間超 相手を変えて行ってきました。
結果 内容が全く違う日々で
とても 楽しかった。
でも 終ってほっとしたのも事実。
のんたんさんのように
しっかりしたものを 持てるようになりたいでーす。
暮れは ギリギリまで大忙しだったので
年の始めは 休み \(^o^)/
名優の朗読は、ほんとに、うっとりと聴き惚れますねぇ。
岸田今日子さんの朗読も好きだったなぁ。
手話通訳の表現指導で
「映像が見える表現をせよ」というのがありますが、朗読も同じ。
「映像が見える」読みがいいですねぇ。
そうなりたいなぁ。。
講座は種まき。2年3年後になって気づきが来ることもあり。待つだけですねぇ。。
今年もよろしくお願いいたします。(^0^)
namiさんのブログで御活躍の一端を拝見していました。お忙しくも充実の1年でしたねぇ。
takkoさんのお気持ちは若い方たちに通じていると思います。
講座は20人相手の2時間講義。どうしても「拡散」型になってしまう。
若い人と組んで仕事をするときや、校正を預かるときは1対1なので、がっぷりよつに「はっけよい」します。
どうやら校正をうける子たちには
「え~、次の校正、のんたんさんなの?きびしいよぉ、がんばれぇ」と慰め合うエールごっこがあるようで、小耳にはさんで大笑いしてしまいました。
「よぉし、歯をくいしばれぇ~」と指ぽきぽきのマネをして脅し笑いをとってきました。
なんにせよ、好く笑う人たちとの仕事は楽しいです。
自分の精進を考えないと怖いですけど;