2011年01月05日
むかしばなし
実父の体調が悪いので、午前中からセントラルビオスへ。
昨日の診察でもらったお薬が少しずつ効いてきているようすながら、まだ食欲はなく。
仏壇にごあいさつと部屋の掃除をちょこっとずつしながら、父と長話。
昔の話をいろいろと聴いたり、今の生活の様子を少しずつ。
父の昔話は面白い。
戦前の子ども時代の話など。
祖父は信州大学の教員だったが、当時としてはお給料もいいほうで、普段は質素な食事ながら
子どもらの誕生日には当時松本に1件だけだった洋食屋「西洋軒」や中華料理店の「竹之屋」で食事をしたことや。
7人の子だくさんが一列に並んで、着物姿に山高帽、マントをはおった口ひげの父親を先頭に
意気揚々と外食に向かう姿を想像すると、叔母や父の子ども時代も想像できて楽しい。
西洋軒かぁ。そんな店があったのねぇ。昔。今の上土町、ソフトクリーム屋さんの「スギヤ」前あたりにあったらしい。
竹之屋は今はもうないけれど、私の子供のころには、まだ営業していた。そんなに老舗だったんだねぇ。
体調の悪い分読書やテレビに気が向かず、そのぶんいつになく饒舌に話してくれるので、嬉しかったり。
お腹の調子がよくないとのことだったので
昨晩圧力なべで煮込んだ豚のあっさり角煮とトイレットペーパー、ホッカイロなどを差し入れ。
夕方帰宅。
一日火の気のなかった家の中は冷え切っていて、外気の寒さを思い知る。
冬だなぁ。
おばあちゃんには、新しい室内履きを差し入れ。
平出家具の介護用品部門で購入したもの。
冬なので厚い靴下に対応できるよう0.5ミリ大きめのものを。
ちょうどよかったようで、よかった。
連れもでき、施設での生活も落ち着きが出た様子。
「むかしばなし」を共有できる、テレビの水戸黄門を一緒に感想を言いながら観賞できる、
そういう仲間がいつも隣合いにいる。会話好きのおばあちゃんにはとてもよいリハビリ環境なんだなぁ。
人と、人が、語り合う。
思い出を、空間を、共有しあう。
それは、こころのビタミンなんだろう。
必須栄養素だ。
昨日の診察でもらったお薬が少しずつ効いてきているようすながら、まだ食欲はなく。
仏壇にごあいさつと部屋の掃除をちょこっとずつしながら、父と長話。
昔の話をいろいろと聴いたり、今の生活の様子を少しずつ。
父の昔話は面白い。
戦前の子ども時代の話など。
祖父は信州大学の教員だったが、当時としてはお給料もいいほうで、普段は質素な食事ながら
子どもらの誕生日には当時松本に1件だけだった洋食屋「西洋軒」や中華料理店の「竹之屋」で食事をしたことや。
7人の子だくさんが一列に並んで、着物姿に山高帽、マントをはおった口ひげの父親を先頭に
意気揚々と外食に向かう姿を想像すると、叔母や父の子ども時代も想像できて楽しい。
西洋軒かぁ。そんな店があったのねぇ。昔。今の上土町、ソフトクリーム屋さんの「スギヤ」前あたりにあったらしい。
竹之屋は今はもうないけれど、私の子供のころには、まだ営業していた。そんなに老舗だったんだねぇ。
体調の悪い分読書やテレビに気が向かず、そのぶんいつになく饒舌に話してくれるので、嬉しかったり。
お腹の調子がよくないとのことだったので
昨晩圧力なべで煮込んだ豚のあっさり角煮とトイレットペーパー、ホッカイロなどを差し入れ。
夕方帰宅。
一日火の気のなかった家の中は冷え切っていて、外気の寒さを思い知る。
冬だなぁ。
おばあちゃんには、新しい室内履きを差し入れ。
平出家具の介護用品部門で購入したもの。
冬なので厚い靴下に対応できるよう0.5ミリ大きめのものを。
ちょうどよかったようで、よかった。
連れもでき、施設での生活も落ち着きが出た様子。
「むかしばなし」を共有できる、テレビの水戸黄門を一緒に感想を言いながら観賞できる、
そういう仲間がいつも隣合いにいる。会話好きのおばあちゃんにはとてもよいリハビリ環境なんだなぁ。
人と、人が、語り合う。
思い出を、空間を、共有しあう。
それは、こころのビタミンなんだろう。
必須栄養素だ。
Posted by のんたん
at 21:09
│日記
お父さんと長話…、お父さんはうれしかったことでしょう。
義理のお母さんにも心遣いされ、のんたんさんはナンテ心が広いのかと思います。
弟子にしていただかないといけないかも、です。
今になってオフクロに親孝行したいと強く思うのですが、世間様の諺通り「したい時には親は無し」を痛感しています。
別れ際に差し出した手をナンデしっかり受け止めなかったか後悔の連続です。
仏壇にお墓に手を合わせ、ひたすら心の会話をするだけです。
心が広くはないです(笑)
せまいので、心の修行だらけの日々におります。
下息子と二人だけの食卓時、しみじみ会話しました。
息子に「この数年は嵐の日々だったねぇ、よくしのいでこれたねぇ」と言われうるうるしました。上息子は大学で寮生活、夫は深夜帰宅休日出勤でほとんど家にいない日々。
下息子だけが、介護の現実を目の当たりにしつつ、ときに手を添えてくれていた数年。ずいぶん負担をかけましたが、そうあやまると、
「俺は少しだけだもん。なんも」と。
かならず明けない夜はないってことだよね、と大人ぶったことをいってくれます。
母の所を良く見てくれてますね。
そっと支えになってくれる。どんなにか力になってくれたことでしょうね。
ありがたかったですねぇ。
大学受験期のまっただなか、時々腰の抜けるおばあちゃんをベッドに抱えあげるのを手伝ってくれたせいで、「部屋に来た時にお前が」と
物盗られ妄想のターゲットにされることもあり。
よく耐えてくれました。