2011年09月17日

父の頑張りは愛か

兄が帰るとき、父に話しかけていった。

土曜日の会議が終われば、孫と嫁も連れてこられるから、頑張っててよ。

もう瞬きもしない状態だったけど、聞こえていた?

今も荒い呼吸ながら自発呼吸。

昨夜は上息子が泊まり込みをしてくれた。今朝、そのまま病室から出勤。

この子が教師になったことを喜んでいてくれた父。

学校のパンフに載った教員紹介のページに付箋をつけて居宅に置いてあった。

8年前高校の合格発表の時は、息子より先に深志まで歩いて見に行ってくれて

掲示を見に来た息子を見つけて、合格番号とともに写真を撮って送信してくれた。

昨夜は息子は父にどんな話をして過ごしたのだろう。

わたしは両祖父が教職だった。ひ孫にあたる息子に隔世遺伝でつながっている血を、

父は頼もしく見守っていてくれたのだろう。

兄は、明日には家族で来られる。

息子は土曜日も出勤の職場だが、明日明後日は休める。

きまりのいい父は、みんなが揃ってこられる時間まで、俺は頑張ってやるから、と言っているのかも。

父が落ち着いていてくれたので、昨日は夫のそばで過ごすことができ

細かな世話をすることができた。

長年の連れ添い、あうんが効くので、安心感がでるのか、付き添っているといくぶん食も進み、

薬も飲んでくれ、体を拭いたりとりとめのない話をしながら、そばにいる、ということが大事なんだとわかる。

こういう時間も、父がくれたのだ。

ありがとねぇ、お父さん。。


同じカテゴリー(介護)の記事画像
家族葬
ひろあきさん
春のころもがえ
後見人のお役目
ペコロスの母に会いに行く
施設の夏服
同じカテゴリー(介護)の記事
 家族葬 (2016-07-30 09:20)
 ひろあきさん (2015-07-23 00:01)
 春のころもがえ (2015-03-12 11:39)
 後見人のお役目 (2015-02-04 10:10)
 ペコロスの母に会いに行く (2014-09-07 11:07)
 施設の夏服 (2014-08-03 12:59)

Posted by のんたん  at 10:06 │介護