2011年10月01日

口ごたえ

父の看病にご苦労をいただいた叔母の所に近所の農家で取りそろえた果物を持参。

夫のお昼寝の合間にちょこっとだったのであわただしい訪問だったが、

1杯のおいしいコーヒーをごちそうになってきた。

叔母の話、生前、父がおかしそうに

「この頃あいつは、口ごたえをするようになった。」と私のことを言ってたそうで。

文句ではあるけれど、「なんだか嬉しそうに言っていたのでおかしかったわ。」と叔母。

やつあたりがひどかったとき、何度か、「あのねぇ、お父さん?」と

どすの利いた声で(笑)逆らったことがあった。

父は、鳩が豆鉄砲くらったような、意外そうなな顔をしてぶすっと黙ったっけ。

ふと思った。

もっと、親子喧嘩のひとつもしておけばよかったか。

わたしは、逆らわない、言い返さない、けどそのぶん他人行儀な関係性をもちがち。

性格だからしょうがないんだけど、身内間くらい、丁々発止をしてみたいという深層願望もあったりする。

夫とは、、、う~ん、やっぱりできないかな。

私は子どもの頃はたいそう気の強い子だったから、負けん気の一生分をあの時期に、使いはたしたのかもしれない。



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Posted by のんたん  at 22:20 │日記

この記事へのコメント
僕もあまり父親とぶつかり合うことはなかった。
あまり深い会話もしないまま、何十年もすぎてしまいました。

いつの間にか、父親は衰えてしまいました。
日々をゆっくりと過ごす彼とは、もう本気でけんかはできないでしょう。

子供をもつようになって、
改めて幼い自分が写ったアルバムや、
両親が書いた何十年も前の育児日記を読んでみたりします。

いまの自分よりもずっと若い両親が、日々に追われる中で書いたのだろう、
古いペン字の筆跡をとおして、
今になって、かろうじて父親の心に触れています。
Posted by 元同級生 at 2011年10月06日 03:38
元同級生さん

お父様を存じ上げませんが、あなたのお父様です、穏やかなお人柄を慕われた聡明な先生でいらしたと思います。ご退職後のお暮らしの中でお孫さんのご成長を、あなたの育児期を懐かしみながら楽しみにしていらっしゃるのかもしれませんね。
あなたの育児日記やアルバムがあなたのお手元にあること、なによりのご両親のお心の形、素晴らしいです。
きっと幼少の頃のあなたと息子さん、よく似ていらっしゃるんだろうな。
コメントありがとうございます。あなたのお気持ちに触れることができ、嬉しく。
Posted by のんたん at 2011年10月06日 11:48