2011年10月25日

すごみ

中身は変わっていないのに、風貌に「すごみ」が出てきた夫。

眉間の深い皺、うつむき加減でいながら大きく見開く眼、こけた頬。不精髭。

普通に話していても「怒ってる?;」と錯覚してしまう。

たたみかけるように話されるだけで、びくつく自分がいる。


以前は温和な性格とぽっちゃりやわらかい容貌のため、ときに「イケさんは甘いんだよ」と

上司に交渉談判の強さを求められたりもしていた。

でも昔は同じ職場にいたので、夫の仕事ぶりは、その甘さも含めてもっとも誠実なやり方だと知っている。

ねぇ、今なら、ひと睨みで、OKかもよ、甘いなんて言わせない迫力があるよ、

と、言ってみた。

すると、ふっと 破顔した。

あ、いつもの夫だ。ちょっとほっとする。

本人は、すごんでいる気もなければ、怖い顔をしているつもりもない。

いつもどおりでいる。

わたしが、慣れなきゃだめじゃんね。

成育史の中で「不機嫌」な顔にトラウマ持ちのわたしは、まず、その克服をしていかなければならない。



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Posted by のんたん  at 21:24 │介護

この記事へのコメント
闘病中は、表情・人相が変わるんですね。
変わっても、旦那さま、
変わらなくても、ご主人様
変わるも変わらぬも、みんな違って、みんないい、ですね。
Posted by 8484 at 2011年10月25日 23:40
8484さん

変化についていかなければですね。
彼であることに変わりはなく。
Posted by のんたん at 2011年10月26日 17:24