2012年03月05日

車のなか


たまの外食は夫の運転、助手席がおばあちゃん、後ろのシートに二人の息子でわたし。

ワゴンで出かけた。

この日曜の夜はめずらしく息子二人がそろったので、焼き肉いこかぁってことになり。

下息子の運転ででかけた。

軽なのに、3人は広い。

息子同士の車中会話は、昔と変わらず丁々発止で面白く。

笑って聞いて、夫もきっとここにいて、同じように笑ってるなぁと思えたりした。

なにげに夫の話題がでつつ、息子らの明るい会話の中に、彼が生きている。

天然なボケキャラ夫への息子たちの愛情ある突込みがあって、

それを苦笑して受けつつハンドルを握っていた夫を思い出す。

息子らは相変わらず、父の面白さをネタに盛り上がり。いないことを忘れさせ。


亡くなっても、そばにいるからね、といろんな人が慰めてくれたけど

家族を亡くした人はみなそう感じることができるのだろうか、

わたしはどうしてそばにいる実感が持てないままなのかと、ため息がでてばかりだったのだけれど

ふと、ああこいういうことかと思い至ったりした。

家族で乗った車の中は、たしかに、みんなが乗っていた気がした。


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Posted by のんたん  at 01:50 │日記

この記事へのコメント
ええ、そうですね、のんたん。
私も、父を亡くした後もう10年、
いつも心の中で一緒に会話したり、
母と思い出話しをする中に、
父の存在を感じています。
Posted by ゆうわ at 2012年03月05日 14:47
ゆうわちゃん

悲しかった場面ではなく、日常の思い出の中にいてくれる、そういう会話だけをしてくれる息子たちに感謝しています。
自身でまだ語れない分、聞くことができることがありがたく。
Posted by のんたんのんたん at 2012年03月05日 16:30