2012年04月26日
君と寝ました他人のままで
http://youtu.be/453zwaMYkYE 「月」
桑田圭祐さんがオリジナルの「月」という曲。
最初に聴いたのは、この山崎まさよしさんのカバーだった。
聴いたとたん、もってかれた。しばらくヘビロテ曲だったなぁ。
あとでオリジナルも聴いたけど、やっぱり山崎まさよしバージョンが胸にくる。
他人のままで、寝る。
肌を合わせる前に、もう他人じゃない、という感覚を完全にもてる男女はいるのだろうか。
何年もともに暮らしても、ふと、他人を意識する。
誰もが感じることではないのかな。。。
安心、のむこうに、いつも、刹那が同居していた。
永遠を信じないからこそ、もし、を考えるからこそ、
刹那をつないで暮らせたのかもしれないと思ったりする。
そして、その感覚が、もしも、を受け入れさせてくれたのだろうか。
どんな別れ方であっても。
人は自分ではない。永遠(とわ)もない。
それを忘れる瞬間を、持つために、人間は抱き合うのかもしれない。
Posted by のんたん
at 23:43
│日記
同居人は医学関係の仕事をしていて、死体を日常的に見ています。
他人という前に、たとえ家族ではあっても「物」として見えてしまうこともあると思う。
その辺をどうおり合いを付けているのか。
聞いてみたい気もするし、聞かないでそのままにしておきたくもあります。
死体は平気という彼女に、なんでゴキブリは駄目なの?と聞くと。
ゴキブリは飛ぶでしょう、死体は少なくとも明るいところでは動かない。とのこと。
ユニーク。
すてきな方ですね、ご一緒に生きておられるお相手。
亡き夫も「遺体」と向き合うことも多い仕事でした。
亡くなって間もないその体から、どうして今、亡きがらとなってここにいるのか、声なき声を聞き取る仕事。
無常を常に体感していたのだと思います。
自身の死に対しても、最後まで客観視を保ちました。
でも虫は嫌いでした。
叫び声が出るくらい。(笑)
ゴキブリ退治は私の役目で。
丸ごとその相手の人生を理解できるはずもなく、推し量る、あるいは意識的に良い意味での無関心を保つことも、また、
ともにあれる秘訣なのかもしれませんね。