2015年12月28日

発足10年目 障害者地域生活応援団



春にも記事に書かせていただいた、
塩尻市障害者地域生活応援団(武居みささん代表)が発足10年目とのこと。

ああ、いいお写真だなぁと嬉しく拝見。


みさちゃんの本業は、全国に講師としても飛び回る手話通訳士だが、このほかにろう高齢者のディサービスや知的障害のグループホームの立ち上げ、運営に尽力していたり、八面六臂。合間に実家へ飛んで畑もやっている。

彼女の魔法は、「人たらし」なところだ。(笑)

いつも彼女の周りには、笑い顔と元気をもった人たちであふれている。

彼女と動くと、人は自然とそうなっていくのかもしれない。

わたしもしかり。年数回だが、嬉しい時間を共有できる飲み友でもある。
  


Posted by のんたん  at 10:04まちづくり

2015年12月18日

A会@七夜月

季節ごとに、こうしておしゃべりランチできたらいいですねぇと、コースランチをご一緒したのが5月。

なのに夏も秋もすっ飛ばし、冬になってしまい恐縮しつつでありましたが。

気長にお待ちくださってありがたく。

朗読の世界では大変お世話になっているお姉さま方を、拙車にお乗せして、ようやくの昼食会@七夜月。

おはなしも、お食事もおいしゅうございました。

次回のお約束もさっそくに。 冬の間に楽しめる企画をばいたしますゆえ。

お健やかに、よいお年をお迎えくださいませね。

 日々の会へのお気づかい、お心づくし本当に ありがとうございます。 (^-^)


















  

Posted by のんたん  at 22:12朗読とともに

2015年11月10日

伝えるために-手話通訳士の世界-

先日、聴覚障害のあるお二人の披露宴に出席。

旧知の通訳士、通訳者さんが勢ぞろいで、宴を支えていた。

晴れてご夫婦となられた素敵なお二人の写真は、新婦にお送りしたが、

ここではこの宴を支えた手話通訳士さんたちの動きを少し紹介したい。

当日の通訳は6人。依頼の新郎新婦との信頼関係も厚い方々のようだ。

ひっそりとしゃがむ彼女は、来賓の祝辞の読み取り通訳。 来賓は新婦の友人。

通訳の声は明るく柔らかく、この日の喜びを手話で語るご友人の手話とお人柄にしっかりマッチしていて

まるでその方が話しているかのように心地よく聴こえた。



テーブルクルーズの場面。背中が写っているのが通訳の方。

彼女は、各テーブルを回る新郎新婦の視線に必ず自分が入るよう

人の後ろから隙間を見つけ出しそこに自分を配する。そうして語りかける客人たちの声を通訳して届けていく。



テーブルに座っているこのお二人も、実は通訳の方。お式の通訳を担った後、披露宴ではひな壇前の客席に座り、

新郎新婦に席から通訳をしていた。座ったままの通訳なので後ろの席の人たちに邪魔にならず、違和感もない。



ご両家のご挨拶。

しゃがんでいる後姿は、新郎手話の読み取り音声をマイクで伝え、

お父様の言葉は立った通訳士が手話で伝える同時進行。



2次会までの待機時間も休まず、打ち合わせに入り。



立食パーティーの2次会、人の前に移動しては、手話を伝え、司会者のそばでは読み取りの音声通訳の声が響き。



もちろん、それぞれの場所に来客として手話のできる方がおられたので

聴こえる人、聴こえない人の相互コミュニケーションに困ることはなかったが

全体の流れ、進行を、この通訳チームが黒子のごとく支え盛りたてていたことに感動だった。

仕事だけど、愛だよね、愛。

伝えるために、技術がある。

伝わるために。愛がある。






  
タグ :手話通訳士


Posted by のんたん  at 23:46

2015年10月23日

おっしょさま


「週刊まつもと」2015.10.23表紙記事

5月から座ってできる太極拳のサークルに入っている。

昨年は、普通の太極拳サークルに通ったが、立って2時間の動きに足の筋力が追い付かず、

椅子に腰かけてできるサークルに移動させていただいた。このくらいが今の自分の体力に見合っている。

その指導者が石野公子さんだ。

彼女は、朗読ボラの仲間でもあるが、太極拳のときはいっさいその気配はお互い出さない。

朗読ボラのときもしかり。

おっしょさまである彼女の指導力は素晴らしく、有難く通わせていただいている。

いただいているものが多い。体の軸の意識、脳が体に命令することを確認する視線を持つことなど、

生活のあらゆる場面で意識が変わってくる。

昨日3か月おきに来る置き薬屋さんが、びっくり(がっかり?)していた。

頭痛薬と風邪薬がほとんど減っていなかったからだ。わたしもびっくり。wそういえば風邪ひいてなかった。

太極拳で少しづつ、血流よくなったのかな。

朗読の世界では、熱心な学び手として真剣に受け取ってくれる顔、欠かさない努力、試行錯誤。

太極拳では、県内有数の指導者として講座に飛び回りながらも、自己の研さんを欠かさない。

潔癖なまでに、その切り替えの姿勢の美しさをリスペクトしている。






  
タグ :石野公子


Posted by のんたん  at 17:08

2015年10月13日

とりつくしま

『この間の朗読会で初めてプログラムに入れた作品なの。
今回、あなたが聴きに来るなら、これ、って決めてた。』

朗読を介して知り合った都心に住む友人が来月この地で朗読コラボを持つ。

先日一緒にプチ観光ごっこをしたときに、そんな作品選びの話をしてくれた。

東直子「とりつくしま」の中からの一遍、急逝した夫が、妻や子供たちといるために、ある家具にとりついて、という話。

彼女の気持ちが温かく染みた一瞬。あたたかいひとだ。

下戸の彼女とはしらふで語りの世界に酔いどれて会話ができるので、アルコールは要らない。

会うときはどこにいようと二人して語り人の世界にどっぷり、表現を語り合えるのでありがたく、

いつのまにか別れの時間というパターンになる。

「癒やされたー、また会うよー!すぐだよー!」と手を振って消える彼女をハイテンションのまま見送り、

姿が消える頃、素に戻りつつ、「わたしのほうだよ、それは。」 とひとりごちる。

不遜なものいいだが、その朗読を聴いて初めて「鳥肌」を与えてくれた人。語り手としての自分は棚に上げ

「聴き手」としての私の感性が「ぴか1」と叫んだ人だ。

彼女の技術を重んじず、軽々しく扱う輩を、私は許さない。

その人がこの先、この世界で、ともに歩むかもしれない。そんな対話に進んだりもする。

笑い話ににごした発信ながら、本気が入っていたことを、きっと彼女は気がついただろうな。(笑)

謙虚の下で 理由なき確信に生きようぞ、と思ふ。


  
タグ :朗読士Ⓡ


Posted by のんたん  at 11:36朗読とともに

2015年10月06日

共鳴 文字見て音生まれ音聴き言葉生まれ

先日諏訪の真澄セラで、
画家でアスリートの酒井慶二郎さんの個展初日に

彼のパーソナルストーリーを語らせていただきました。
音師namiさんとご一緒だったのでとても幸せな時間でした。



彼女の譜面台に載っているのは語りの原稿です。
客席からはnamiさんは楽譜を見てピアノを弾いていると見えるでしょう。
彼女は、慶二郎さんを語る文字台本を見ながら私の声に反応して音を紡いでいくのです。

あんびりーばぼー! でしょ?

私が勝手に彼女を「音師」と呼ぶ所以です。

また彼女の音や、目の前に座る慶二郎さんご自身の視線や送られてくる空気、笑顔、はてな?顔、
それに反応して私の言葉も変わっていきます。
台本にない言葉や間が生まれてきます。
そこにまた彼女の音が反応してくれる。
既存作品の朗読ではない世界、創作語り世界だからこそできること。せっかくnamiさんに弾いていただくときは、この世界でいきたい私です。

何という幸福。namiさん、おつきあいくださり、ありがとう。。

慶二郎さんを追いかけて映像記録をとっていらっしゃる映像作家の方が、映像をまとめ完成の折にはナレーションをとお声掛けくださり、これもまたご縁、ありがたいことでした。


慶二郎さんの野菜の絵を表装した表具師の北岡さんのお話に続いての語りでしたが、

北岡さんのお話はとても面白く、また後日にゆっくり書いてみたいと思います。(向かって右端の方)




後半では、慶二郎さんに歌っていただき、お隣でサインマイムをさせていただきました。






今回のイベントをとお声掛けくださった慶二郎さんのご両親には、細やかなお気づかいとあたたかなおもてなしをいただき、本当に幸せな時間をいただきました。ありがとうございました。(掲載の写真はご両親がおとりくださったものを拝借しています)

  


Posted by のんたん  at 09:53声仕事