2012年09月27日
偕老同穴
偕老同穴(かいろうどうけつ)。
ともに暮らし、ともに老い、ともに同じ墓にはいる契りの間柄。
昨夜、亡き夫の叔父の訃報がはいった。
お姑さんの弟にあたる方。
お姑さんよりひと回りもお若いのだが、ここ数年入退院を繰り返しておられた。
聞けば、奥様が亡くなってまだ20日あまりとのこと。
夫を残して逝くことをしきりに悔いておられた故、家族だけの密葬とし、沙汰をしなかったと。
「仲のいい夫婦であったから、きっとお互い寂しがってお迎えが早いかもしれんなぁ」と身内で話していたところ
ほんとに、すぐに、追いかけるように、義叔父は旅立ってしまったそうだ。
今頃は、「せかして悪いなあ、やっぱり一人で逝くんは心配でなぁ」
「なに、なに。いっしょが一番や。待っててくれてありがとなぁ。ほな、いこか。」
と、並んであちらの国へ歩いておられるかもしれない。
わたし自身は、お姑さんと夫の陰にあって、直接にはほとんどお付き合いがなかったが、
それでも、贈り物をしあった折など、奥方からお電話をいただき、
「娘が看てくれてるんで、幸せです。お父さんにはほんとに大事にしてもらってきたし、ええ人生です。」
といつも言っておられたのが印象深い。
足腰が立たなく、ほとんど寝たきりながら、頭もはっきりしていた。
はたからみれば意識はしっかりしているのに体が不自由な暮らしは、おつらいこともあっただろうに、
「幸せです」と言い切っておられた。
・・・・。
おしあわせな、道行ですね。これからも、ともにいかれるのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌。

ともに暮らし、ともに老い、ともに同じ墓にはいる契りの間柄。
昨夜、亡き夫の叔父の訃報がはいった。
お姑さんの弟にあたる方。
お姑さんよりひと回りもお若いのだが、ここ数年入退院を繰り返しておられた。
聞けば、奥様が亡くなってまだ20日あまりとのこと。
夫を残して逝くことをしきりに悔いておられた故、家族だけの密葬とし、沙汰をしなかったと。
「仲のいい夫婦であったから、きっとお互い寂しがってお迎えが早いかもしれんなぁ」と身内で話していたところ
ほんとに、すぐに、追いかけるように、義叔父は旅立ってしまったそうだ。
今頃は、「せかして悪いなあ、やっぱり一人で逝くんは心配でなぁ」
「なに、なに。いっしょが一番や。待っててくれてありがとなぁ。ほな、いこか。」
と、並んであちらの国へ歩いておられるかもしれない。
わたし自身は、お姑さんと夫の陰にあって、直接にはほとんどお付き合いがなかったが、
それでも、贈り物をしあった折など、奥方からお電話をいただき、
「娘が看てくれてるんで、幸せです。お父さんにはほんとに大事にしてもらってきたし、ええ人生です。」
といつも言っておられたのが印象深い。
足腰が立たなく、ほとんど寝たきりながら、頭もはっきりしていた。
はたからみれば意識はしっかりしているのに体が不自由な暮らしは、おつらいこともあっただろうに、
「幸せです」と言い切っておられた。
・・・・。
おしあわせな、道行ですね。これからも、ともにいかれるのですね。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌。

Posted by のんたん
at 15:22
│思う
男は弱い生き物のようです。
だかえあ、凄く愛し合っていた場合、どうしても一人で生きていられない。
きっともう仲良くやっていると思いますよ。
先にいかれた奥様に本当に愛されていたのが伝わる良いお話ですね。
後家の元気、やもめの消沈と言いますが。
奥様に先立たれた男性は、一般に短命というデータがあるそうな。
奥様のケアがあっての人生、を実感しすぎてしまうのかもしれませんね。
一緒に逝ける、理想ですが、残されたものにはまた、使命があり。。
一緒に暮らせた時間が、ほんとに愛おしく、なつかしいです。。。
やっぱり、何かしらの関係があるのかな?と思います。
そうでしたか。
仲の良いご両親でしたのね。
同じ季節を選ばれたのですね・・・。