2014年02月15日

相方に求めるもの

人生のパートナー。

亡き夫とは19歳での出会いから振り返れば30年、いつのまにか過ぎていた。

親と過ごしたよりずっと長い時間、当たり前に、自然に、家族でいた。

息子たちに言わせると、

「その当たり前が、世間では結構当たり前じゃないことに、思春期以降気がついた。」そうだ。

両親の不仲や、言い合いを目の当たりに育った子供が、結構多いという。

その副産物かもしれない子への過干渉あるいは無関心。

「居心地が悪い家庭って、結構ざらにあるんだよ、世間には。

大人になりかかると、見え始めるんだ、よその事情って。

だからこの家に育った自分の幸運に気がついた。」

そうなんだ・・・。

じゃ、居心地いいと思ってくれて育ったんだ?よかった。それだけでも、親やった甲斐があったよ。


なんでそんな話になったかというと、息子に、人生のパートナーとして

相手に求めるものって何?って質問を投げかけたことから。

彼曰く。「ご機嫌さん。」

感情が安定していて、人生の基本姿勢が「笑顔」レベルにキープできてる「ごきげんさん」であることが第一だという。

なるほど。

息子彼女は、食は細いがなんでもおいしく食べる。

いつもニコニコしている。

長年の付き合いでも、ケンカしたことがないという。

でも、それはどちらかが我慢して言いなりでいるのではなく、言いたいことはふつうに言い合い、

そうか、そうだね、そうかな、こうかも、なるほど、そうかも、と言う、穏やかなやり取りで゙話し合いができる相手のようだ。

それは、誰とでもできることではない。

やはり、相性なんだろう。


私から見ると、彼女も素敵だけれど、息子もまた、同じように「ごきげんさん」を渡しているからこその関係に見える。

穏やかに、にこにこし合う二人を見るのは、幸せだ。


大ヒットのNHK「ごちそうさん」ではないけれど。

人生は「ごきげんさん」で暮らしたい。

私も、ごきげんさんで、暮らせる人生を、選んでいこう。





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Posted by のんたん  at 22:06 │思う

この記事へのコメント
素敵な家庭。幸せ。
できることじゃないなあ。
Posted by オザの塩尻ブログオザの塩尻ブログ at 2014年02月16日 01:22
オザさま

「情熱的な恋愛期」とは無縁な、始めから淡々と穏やかな関係を築いている(ように見える)若い二人を見るにつけ、生き方の選択も人それぞれなんだなあと思ったりします。

刺激のない凪のような関係を、退屈と思うか、幸せと思うか。

人によっては、いつまでも、お互い緊張感をもって、刺激し合うのがより良い夫婦関係という方もいます。

わたしは、家庭外で波乱を味わうたびに、家庭人として穏やかであった夫の「安定感」に救われてきました。環境にも、よるのかもしれませんね、選択肢。
Posted by のんたんのんたん at 2014年02月16日 03:53