2014年07月15日

記憶が私を支えている

暑くて窓を開けている。

それでも汗をぬぐいつつPCに向かっている。

午後8時。ご近所のおとうさんが帰宅してきた車の音がする。

「ばんっ」車のドアを閉める音がして玉砂利の上を歩く音

「ふ~ただいまー」の声がして、玄関の開く音、閉まるまでの間

家の中から食器の音が聞こえる。

お父さんが帰ってきた!さー、食卓を整えよう、お茶碗運んで―、

なんて、待っていた家族が動きだす風景が目に浮かぶ。

かつてを思い出す。戻らない愛おしい時間。

戻らない物悲しさを一瞬、

それから「かつて」があったことの幸福を抱く。

何もなければ失うこともない。

失ったということは、「あった」ということなのだ。

記憶が、わたしを支える。

記憶が私を支えている


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Posted by のんたん  at 20:13 │思う