2011年10月27日
握ったものを離さなければ
握ったものを離さなければ、他のものは、つかめない。
握った手の上に積み上げたところで、その不安定さに落とさないよう神経を使うだけ。
そして、手の上にある、というだけで、つかんだことに、ならない。
わたしの握れる手は、ふたつだけ。
過去には戻れないし、未来は、、そう長くない。
この手に残るものは、なんだろう。
今までつかんだものなのか、これから手にするものなのか。
この先に、握る力が、あるのだろうか。
離し、力を抜いて開いたままで生きるのか。
焦燥を過ぎ、後悔を過ぎ、納得を過ぎ、
今ある感情は、凪。
それとも、虚無?
感情の振り幅を最小限にしたい自分はきっと閉じている自分なんだろう。
左耳にはここ数年、常に聴診器を当てて聞くような拍音が鳴り響いている。
生きていることを実感していなさい、と言われているのだろうか。
生かされているのだよ、と。
この先の、役目は、なに・・?
Posted by のんたん
at 00:59
│思う