2012年02月18日

プロの目にうつる幽霊

あるカメラマンさんと知り合って。

「あんたは幽霊みたい」と言われた。

その時は笑い飛ばしたけど、それから何度もいわれるので

内心ちょっとへこみつつ。

でも、この人の写真は、すごくいい。ほんとにいい写真を撮る人なのだ。

その人の目が、わたしを「幽霊」「うらめしそうな顔やん」と感じるのだから

核心を突いているのだろうなと思う。

こういう助言を「意地悪」と感じる瞬間、自身の根幹に被害者意識のでやすい卑屈根性があることを自覚する。

つぎに「どうせ・・」という単語が頭に浮かぶ。

ほら、でた。どうせ私なんか、の精神。

これが「恨めし顔」を形成する要因なんだろう。

自信のなさ、とも言える。

そして反発心。

これは今の自分を肯定して欲しい甘えの発露だ。

と考えていくうちに。

この人の「やさしさ」に思い至る。

耳痛い言葉をくれる人は真の意味でやさしいのだろう。

当たり障りなく通り過ぎれば面倒はないのだから。

何年かのちになるかもしれんけど、

「ちっとはましな顔になったやん。」と言われる人生を送っちゃろやないかぃっ!と

ぷち奮起をわたしに植えてくれた人。


ありがと。

背筋を、のばします。




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Posted by のんたん  at 12:07 │思う

この記事へのコメント
耳痛い言葉を伝えてくれる人は、大人になるとなかなかいないですよね。
きっとのんたんさんが、痛い言葉を受け取る力があるから伝えるのだと思います。
話してもしょうがないと思うと話さなくなるのではと。

被害者意識、卑屈根性…思い当たります。
人の言葉に傷つきやすいのはナイーヴというより、小さい頃の環境により、認知にゆがみがあり、くせになっている。心がまだ子どものままで自分を取り戻していない状態なのだと、ラジオの人生相談でおなじみの加藤諦三さんの本で知りました。
「むっ」「えっ」という時にそのことを思い出すようにしています。
とはいえ、何十年もしてきた習慣。なかなか一筋縄にはいかず。
高校生のむすめより心が育ってないと自覚するに至り…。
娘たちよ。こんな母ちゃんですまん。
と心の中で手を合わせる。

時間かかるけど、一歩ずつ進んでゆくよ~。
私も、ちっとはましな顔になったるぞぉ~
Posted by ひよはは at 2012年02月18日 15:39
ひよははさん

子に教わる人生ってありますよね。
屈託なく育った子らを見るにつけ、安堵を持ちます。よかった、連鎖を持たせず育てられた、と。

いい顔になりたいね、皺もシミも(笑)ひっくるめて「よい顔」づくりに、励みませう♪
Posted by のんたんのんたん at 2012年02月19日 14:54