2016年07月19日

朗読奉仕員養成講座⑧「間」のレッスン


「間」あるいは「沈黙」は、朗読表現の中でも最重要技術と言われます。

文章のきる場所によって、情景や感情の伝わり方、また、ときに、意味合いまで大きく変わる「間」

短文で「間」の取り方の例をいくつか演習した後

芥川龍之介の「トロッコ」の冒頭部を教材に、「間」を考えるレッスンを。

検討時間を設け、その後、一人ずつ、自分の検討で朗読。

読みの課題をお渡ししつつ、皆で聞きあう時間をもちました。



  

2016年07月03日

朗読奉仕員養成講座⑥文字で読まずに意味を読む



テキストはいつも既製の教科書は使わず、手作りをしている。

この全10回のコースでは前半後半を入門、初級と編を分けてお渡ししている。

講座を修了しても、そこからまだ学びは続くんだよ、の思いを込めて「初級」までとしている。

以後は、活動の中で随時、会員相互のフォローアップ講座が開かれているので、そちらにおまかせしている。

予算や期間延長がかなうならば、ほんとうは1年コースで入門、初級、中級、実践、まで編を重ねていきたいところだが。

さて、6回目。初級編のテキストをお配りし、さっそく音声表現のおさらいをたっぷり。

漠然と、文字を音声化することなく、意味のまとまりをつかむことが最重要。

文字で読まずに意味を読むことが、朗読、話すように読めるのは、意味を読むからだよ~の体感ワーク。

後半は非言語情報を作文化する指針をお伝え。

宿題は、広報の表紙写真の音声化。

だんだんお仲間同士も打ち解け、良い感じ。

暑いですが、ご体調にお気をつけて、最後までぜひ。





  


2016年06月27日

朗読奉仕員養成講座⑤適性を知る



講座第一回目の自己紹介音声と、宿題にして書いてもらった話した通りの自己紹介文の朗読を

個人別に並べてパソコンに取り込んだものを持参。

聴き比べてもらい、「話すように読む」コツを一人ずつ、その特性に合わせてレクチャー。

はなすときと、読むとき、声質が変化してしまう人、二つの音声がまったく同じように聴こえる人、

音量が大幅に変わる人、さまざま故、アドバイスは個々。

以後修了録音までに課題文として自己紹介文の修正、朗読検討を課す。

その後、夏目漱石作品、冒頭部の読み分けで、表現の幅、自己の現時点での許容範囲を探るワーク。

塩尻の朗読ボラの活動は、音訳、対面朗読、影アナ、読み聞かせ、司会等多岐にわたるため

初期研修をどのチームからするのがいいかここで適性を見極めていく。

はじめは、なるべく、自分にストレスがかからない部門が望ましい。

それは「1年の壁」をこえられず挫折いないための大切な見極めだ。

これは、自分は読み聞かせや朗読など、たっぷり情緒型と思っていた人が、

やってみたら音訳読みのほうがノンストレスと気がついちゃったりする場合もあり

カラーコーディネートのような面白さがある。


今回の宿題は、次回からの非言語情報の音声化の最初、写真付き新聞記事をどうよんだら伝わるかの工夫を各自で。

  


2016年06月20日

朗読奉仕員養成講座④読み方基本5つの要素文体と口調

今期は、途中から受講生の数が2人ほど増えた。

いまのところ、脱落者なし。すばらしい。



いつもの声の準備体操。

丹田呼吸、ハミング一曲、清音~ロングトーン、かつ舌で、30分。

その後、読み方の基本、ポイントを例文を使って解説。

細かな音声表現技術は後半の初級編でやるので、さわりを。

その後、声の表情を声色ではなく、地声の範囲内でつけるための5つの要素を例文で体感。

練習文は、「情報を伝える」ことに特化しているホール影アナ原稿を使って。

主語述語の関係をはっきりつかんで、意味のまとまりをつくる読み方を考える。

各自朗読検討をしてみて、一人ずつマイクを使ってアナウンス読み。



受講生は、ただ、マイクの前に座り、原稿を読むだけ、なんだけど、とっても「あがる」体験を、ここでする。

そして「あがる」と、自分の声はどう変わるかを感じとってもらう事も狙いのひとつ。

次回は文体による口調の変化を感じつつ、それぞれ自身の適性の範囲を探っていく。
  


2016年06月18日

朗読奉仕員養成講座③ 呼吸と身体ワーク

前回が変則講座になったので、今回で軌道修正、やや盛りだくさんな項目。

呼吸観察レッスン~発声ワークS音~Z音への移行。



アイマスク体験 視覚以外の感覚で理解する試み。


かーらーの対面朗読模擬 まずはやってみる。「感じてみよう」「考えてみよう」



声パスのためのタオルゲーム



かーらーのリレー読みぐるぐる。声リレーの意味を感じ取る試み。




次回は声の要素と文体と口調の変化への気づきへ。


  


2016年06月03日

朗読奉仕員養成講座② 伝えたいという明確な意思

講座2回目。手違いで予定の部屋が確保できておらず。

呼吸と発声のワークができない!あらら~。

で、現場で内容変更。ほかの回の資料は持参していなかったので、手持ち札の中で。

お気持ちカードのワークから、ジブリっシュへ、「伝える」意思を明確にさせることへの気づきを課題に。

塞翁が馬。

なんかいっきにアイスブレイクしたかも。

今回から2人増員。いいねぇ、。次回も楽しく真面目にどんどこいきませう。

二人組で即興2分。

日本語英語、言語はなしよ、でたらめことばとジェスチャーで、乗り切れ伝えろジブリっシュ。

観てる側の笑い転げ。いろんな即興が生まれました。


相談タイム


テキストを小道具に


歩み寄りからスタートな物語


お。手ぶりもおおきいペア


オールサイレント。手ぶりのみの静かな会話。手話習ってる人っぽい。


伝える工夫を考えてストーリーづくりができてるペア。


明るさテンションたか!(笑)