2015年06月20日
季節も心も

季節はめぐる。
心もまた、うつりゆく。
過ぎ去ったようでいて、戻り。
でも戻った季節は同じ顔をしていながら同じものではなく。
新しい。
想いもまた。
自分の想いに囚われ、自分の悲しみに囚われ。
ほんとうが、見えなかったかもしれないことに
時を経て感じ入ったりする。
赦すとか赦されるとかではなく
受け入れるアンテナをもてなかったことへの後悔や。
たしかにあった感謝や喜びを。
同じでいて同じでない季節の中で、抱きしめて生きる。
同じ季節は戻らない。
同じ心は戻らない。
でも、記憶の季節は、記憶の心は、この魂に、胸に残り続けて行く。