2015年06月29日

朗読奉仕員養成⑤ 適性を知る

前半講座の最終、折り返し回。

後半講座の各論に入る前に、それぞれの適性を探るワークを。



自分の口調スタイルの適性範囲を知るワーク  ~ストレッサーをもたない活動のために~

前回文体と口調スタイルの関係を体感していただいたが、その振り幅には個人差がある。

自分にある振り幅の中での移動は訓練できるが、その範囲を超えて、読みの矯正をすることを避けたい。

経験が進めば、その振り幅を広げていくことも楽しみになるが、最初からそれを自分に課すことはストレッサーを抱えることとなり

技術向上の妨げとなっていく。

そこで、まず、読み技術は無視して、自分が読みたいように読んでみる。

続いて、口調スタイルを少しずつ移動し、「あ、違和感:」となる境目を見つけていただく試み。

自然体での読みと、スタイルを意識した読み、その許容範囲は、面白いほど、分かれた。

自分が思っていた自分の範囲と客観的に判断された範囲の違いに驚く人も。

まずは、自分の適正範囲の中で朗読検討を作っていくことを目標としてほしいとお話し、前半部終了。

後半は、写真の非言語情報の伝え方。

宿題にした作文を読んでいただき、お互いに考察。

聴きあう事での気づきを持ってもらう。

次回から、これまで体感してきたことをもとに、各項目ごとの実技指導に入っていく。

最後に前半5回終了時の感想を一言ずつ話してもらっておひらき。